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進化論からの楽しみ - 経済を良くするって、どうすれば
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進化論からの楽しみ - 経済を良くするって、どうすれば
旅の楽しみの一つに読書がある。車窓の景色を眺めるのもよいが、夜の移動もあるから、そんなときには最... 旅の楽しみの一つに読書がある。車窓の景色を眺めるのもよいが、夜の移動もあるから、そんなときには最適だ。できるだけ専門外の本を選び、たっぷりある時間を使い、いろいろと考えながら読むという趣向だ。今回は、評判の高い「強い者は生き残れない」にした。静岡大の吉村仁教授の生物進化論の本である。 最も興味深かったのは、「鳥はなぜヒナを少なめに育てるのか」であった。鳥は、実際のヒナの数よりも多く育てる能力を持つのに、少ない卵しか産まないのは、環境の変化に耐えるためであるという。つまり、少なければ、余裕があるので、環境が悪化しても親鳥とヒナが共倒れする危険がないというわけである。生き残るための知恵なのだ。 吉村先生は、最大限に産卵しないことを「最適が最善ではない」と表現する。進化論は、環境が生き残るものを選ぶ「適者生存」が基本だが、吉村先生の説の特徴は、その環境が変動するものだと規定して適者を考えるものだ