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第17話|太陽熱の雑草対策——さくらが初めて見た半蔵の手探り - 半蔵とさくらの草読み道場
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第17話|太陽熱の雑草対策——さくらが初めて見た半蔵の手探り - 半蔵とさくらの草読み道場
その日、さくらは小さな保冷バッグを指に提げて歩いていた。中身は、お隣さんから「たくさんいただいた... その日、さくらは小さな保冷バッグを指に提げて歩いていた。中身は、お隣さんから「たくさんいただいたから」と回ってきたばかりの水まんじゅうだ。 一人で食べるには少しばかり数が多いし、誰かと分けたほうがいい。分けるべきだ。何より、こんなに食べたら太ってしまう。うん、そうしよう。 そう自分に言い聞かせて家を出た。半蔵の家は、お隣さんが場所を知っていて、さくらの家から歩いて十五分ほどだと教えてくれた。もちろん、実際に行くのは今日が初めてだった。 古い板塀。表札はない。 「半蔵さーん」 声をかけてみたが、返事はない。正面の引き戸は閉まっているが、家の横には裏の畑へと続く細い砂利道が伸びていた。遮る門扉(もんぴ)もなく、そちらから風に乗って、乾いた土の匂いが流れてくる。 「……裏にいるのかな?」 さくらは保冷バッグを手に、家の脇を通り抜けてみた。 ——そこで、さくらは足を止めた。 裏手には、小さな畑があ

