Ruby の STDOUT と $stdout - tmtms のメモ

ちょっと前の Ruby-dev office hour で STDOUT と $stdout について話題になってたので書いてみる。 発端は Ractor で $stdout は使えるけど STDOUT は使えないというものだったようだけど、まあ Ractor についてはよくわからないんで置いておく。 Ruby には標準入出力エラー出力を表すものとして、定数(STDIN, STDOUT, STDERR)とグローバル変数($stdin, $stdout, $stderr)がある。 以下で STDOUT / $stdout と書いてるけど、STDIN / $stdin, STDERR / $stderr でも同じ。 Ruby プロセス起動直後は同じオブジェクトを指している。 STDOUT.__id__ # => 7984 $stdout.__id__ # => 7984 $stdout は変数

[tmtms]

書いた

[mas-higa]

$stdout への代入が必用になるケースを思い付かない。出力先が $stdout に固定されてるライブラリの出力を使う場合とか?

[softantenna]

$stdoutは変数なので、別のIOオブジェクトに再設定することができる。

[sakuro]

http://www.a-k-r.org/pub/tokyo-rubykaigi-03-akr-2010.pdf spawnとopen3の話も読むといいかも。

[petitbang]

“現代の Ruby は fork & exec なんてしなくても system のオプションでリダイレクトを指定できるので簡単にできちゃう”知らなかった…

[udzura]

それで気づいたけど、 `IO.for_fd 0` で取れるものと `STDIN` は別になるのだなあ...

[WorldWanderer]

This is a good overview of the difference between STDOUT and $stdout in Ruby. It's important to understand the difference between these two, as they can behave differently in certain situations.