『このあたりの人たち (Switch library)』(川上弘美)の感想(59レビュー) - ブクログ

しばらくはエッセイなのかなと思ったけれど読んでいくうちに違うと分かりました。ひとつずつは短いエピソードなのですが世界観と出てくる人たちがゆるやかに繋がっているという好きなやつで、旧き善き時代を描いているのかと思わせといてエスエフっぽいスパイスが効いていたり、ちょっと意地悪だったりして楽しめました。今年の春から鶏を飼っているので、「鶏地獄」と「鳩鳴き病」がものすごく気になりました。

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柴田元幸責任編集文芸誌『MONKEY』から生まれた待望の掌篇集。8年の歳月をかけ、丹精込めて創り上げた、<このあたり>をめぐる26の物語。川上弘美『このあたりの人たち』本日発売です https://t.co/LX3m6L4I84