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私だけが「間違っている」のだと感じた瞬間に込み上げてくるあの感覚 | 文春オンライン
『恥さらし』(パウリーナ・フローレス 著/松本健二 訳)白水社 この空間で、私だけが「間違っている」... 『恥さらし』(パウリーナ・フローレス 著/松本健二 訳)白水社 この空間で、私だけが「間違っている」のだ、と感じた瞬間に込み上げてくるものは、いつも名状しがたい。自分が「いる」ことそのものの否定、ぎりぎりで尊厳を保ちたいが故に生じるやり場のない他者への怒り、自分はどこで間違ったのか、と考え続ける虚無の時間。他者の目に晒せば「なんてことのない話」でも、自身に刻まれた衝撃は何度でも蘇り、いつまでも生傷の感触で己を苛む。この複雑な痛みを、「恥」と呼ぶ。 「穴があったら入りたい」とは言うが、何かを間違えた瞬間に都合よく身を消してしまえる穴は現れない。不可逆な誤りを重ねるたび、消えられない身体だけがそこに取り残され、刺々しい風を全身に受ける。かくして立ち尽くす人のどうしようもない現実こそ、「恥さらし」なのである。 パウリーナ・フローレス『恥さらし』が描こうとしているのは、まさに「取り残された」記憶/
2021/03/26 リンク