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「多用するヒットメーカーもいるけれど…」稀代の作詞家・松本隆が歌詞制作で“使わない”ようにしている“意外な言葉” | 文春オンライン
コツは捨てたが、決めていることはいくつかある 歌謡曲の作詞をするようになって、難しい比喩をやめるこ... コツは捨てたが、決めていることはいくつかある 歌謡曲の作詞をするようになって、難しい比喩をやめることにした。ある一定の教養がないと理解できないのではつまらないと感じたからだ。そこにはビートルズの影響が強くあると思う。彼らが革新的だった点は、双方向なムーブメントを起こしたというところに尽きる。 芸術において最もエキサイティングなのは、大衆からのパワーを受け取ってまた投げ返す、そのやり取りだ。知識がないとわからない現代詩のようなことばは邪魔になる。難しい比喩表現を使わずに人を感動させることができたなら、はっぴいえんどとは違うステージを手に入れられると思った。 難解なことばは使わないようにしたが、テーマは変わっていない。その時代の人たちが見失っているもの、今足りないものを書きたいと思っている。 別の言い方をすれば、日常のひび割れがいちばん大事だということだ。ひび割れの向こうに何かが見える。ユート
2021/11/07 リンク