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証言・ソ連を北海道から撃退せり | 早坂 隆 | 文藝春秋 電子版
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証言・ソ連を北海道から撃退せり | 早坂 隆 | 文藝春秋 電子版
玉音放送の2日後、ソ連が侵攻。男たちは故郷のために命をかけた。 あまり知られていない史実 ロシアによ... 玉音放送の2日後、ソ連が侵攻。男たちは故郷のために命をかけた。 あまり知られていない史実 ロシアによるウクライナ侵攻を契機に、日本でも戦争について考える機会が増えている。「実際の戦場では何が起きているのか」「ロシア軍の実態とは?」といった疑問を感じている方は少なくないであろう。降伏に関する議論も過熱している。 こうした時こそ、歴史に教訓を求めるべきである。とりわけ日本は、対ロシア(ソ連)関係において、実は「良き教材」を有している。 それが日本の「国のかたち」を守った「占守(しゆむしゆ)島の戦い」である。この戦闘がなければ、日本はドイツや朝鮮半島のような分断国家になっていた可能性が高い。 だが、そんな重要な戦闘であったにもかかわらず、この史実はあまり知られていない。本稿では、占守島で実際に戦った元兵士の証言を軸としながら、その知られざる実態について迫っていきたい。第一線の交戦を知る「最後の証