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流れ降る星の雨音 〜楓〜 004『分厚い雨雲と出逢い』 - しかつきかふぇ
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流れ降る星の雨音 〜楓〜 004『分厚い雨雲と出逢い』 - しかつきかふぇ
それは、六月下旬の放課後、雨上がりの午後のことだった。 ここ最近一週間ほどは毎日手に傘を持っていた... それは、六月下旬の放課後、雨上がりの午後のことだった。 ここ最近一週間ほどは毎日手に傘を持っていた。ようやく止んだ雨は、だけど今もこれ以上我慢できないほどの空模様の中で、しんしんとその時を待っているだけのようにも伺えた。 登下校にかかる時間は、徒歩で約二十分ほど。雨が降りだす前に、家に辿り着きたい。ちなみに月香は用事があるとかで、気づいたら教室からいなくなっていた。神出鬼没の彼女を見送ることもなく、どことなく気抜けたあたしは駅近の街なみを歩いている。今日は芸能活動もオフの日だった。 帰ったら曲を書かなくては。動画チャンネル『テセラムーン』として活動している方。 こんなもやもやする雨雲を吹き飛ばすくらいの音楽を書きたい。天気に気持ちを振り回されるなんてまっぴらごめんなのだから。あたしはあたし。もう誰にも邪魔されたくない。 あれ? あたしは一体誰と戦っているのだっけ? そうして見上げた道路の向

