エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
流れ降る星の雨音 〜楓〜 005『偽の家族の中の迷子』 - しかつきかふぇ
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
流れ降る星の雨音 〜楓〜 005『偽の家族の中の迷子』 - しかつきかふぇ
六月最終週の月曜日の朝。雲の晴れた高校の昇降口は、ややざわつく気配があった。 昨日は遅い時間まで『... 六月最終週の月曜日の朝。雲の晴れた高校の昇降口は、ややざわつく気配があった。 昨日は遅い時間まで『虹色ゴシップ』ファーストライブに向けたレッスンがあったので、体力的にややしんどい。月曜日からそんな調子でいいのかとか、高校生なんだから弱音を吐くなとか、そんな正論どうでもいい。しかもグループのメンバーである遥華さんも碧海さんも小さい頃から子役をやっていたせいか、恐ろしいほどの体力自慢の女子なのだ。あたしだってクラシックバレエを習ってた経験があるわけだし、体力にはそれなりの自信があったはずなのだけどな。二人に合わせてのレッスンとか、本当に無理。 また長い一週間が始まる。それだけで気が重いのに、今朝のこの喧騒はなんだろう? 「ねぇカエちゃん聞いた? 今日から転校生が来るって!」 月香だ。実は先週金曜日に学校で別れて以来、結局うちには戻ってこなかった。後でチャットで確認したところ、『元の家に戻るね』