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装丁を味わう
chibigori.hatenablog.com
2004年の公開の本作を見るのは何度目でしょうか。と言っても二桁は見ていません。前回見たのも記録によると2018年ですからもう6年前。そのため記憶も断片的でところどころを覚えている程度。それでもこの両者の対決は相も変わらず胸躍らせてくれます。もちろん最初に見たほどでは当然ありません。この映画の制作が決まった。そしていざそれを目の当たりにした時はまさに夢の対決という高揚感で一杯になったものです。どちらの強さもそれぞれの映画で十二分に見ていましたからね。どんな戦いになりどう決着するのか。考えただけでもワクワクして興奮したものですよ。「エイリアン2」のアンドロイド役で登場した人物が社長で出演したりしているのも面白いところで、人間、プレデター、エイリアンとそれぞれのキャラをしっかり描いているのも本作の良さではないでしょうか。怖さの中にもカッコよさも混じって最後まで楽しめる一作でしょう。 🦍本日の
これでようやくシンのシリーズは見終わった感じじゃろうか。さすがにシン・タイガージェットなんてのは出てこんじゃろうが、サーベル持って暴れるなんてのもちょっとばかし見てみたい気もするのぉ~。スナックは要らんからカードを売ってくれとお願いしたことを思い出しながら見たんじゃが、ことわざとは真逆に新しきものを見て古きを知るってところかの。確かにあの頃と違った斬新さがあるかのぉ。でもそれでいて懐かしいんじゃよ。映画は2023年に公開になったって話じゃから、やっぱり造りは昔とは違うのぉ~。はっきり言って子供にゃ刺激が強すぎるってもんじゃろ。ヒーローでありながらヒーローらしからぬ人間臭さが当時を知った大人向けって感じじゃ。音楽も耳に懐かしいじゃが、見ているものは新しい。まさにシンってところじゃないかの。それと見ていて驚いたのはケイかのぉ~。思わずロボット刑事が友情出演したって思ったわい。 🦍本日のマイペ
こ洒落たタイトルからして邦画というよりも海外を意識しているのではないだろうか。オープニングからの展開もしかりでノリはあちらの映画。ただし、そこに日本らしさが随時漂っていて正直なところ作風的には奇抜さがあって面白いが、どっちつかずの感が緊張感を薄めてしまう。いわゆる中途半端な立ち位置と言えば分かり易いか。リアルな怖さもさほどでもないので、犯罪や任侠の入門として興味はあるが一歩踏み出せない人にはお勧めかもしれない。演技は悪くないものの、西島秀俊の元ヤクザは無理があるような気がする。むしろそれを頼って来たチンピラの存在感の方が光り輝いていて印象は大だ。公開は2022年。上映時間は二時間強とそこそこのドラマを盛り込める時間だが、ツッコミどころが多いせいか、見終わった後には不完全燃焼のモヤモヤ感がどうしても残る。怖さ半分、痛快さ半分、つまりは期待も半分程度で見ると楽しめるだろうか。 🦍本日のゲスト
この手のゲームに夢中になったのはディテールもチープな昔の話。もちろん名前は知っているし、購入を迷った時期もあるが実際にプレイしたことは無い。ゲームでの腕前が秀でている。そんなプレーヤーを実際の車に乗せて走らせたらどうか。いかにも映画に適したかの脚本でゲーマーでなくても車好きならば興味をそそられるのではないか。しかし、これは実話だというテロップが一度画面に出るや、抜いていた肩に自然と力が入る。2023年の公開とあって映像は文句なし。特に実写からゲームのシーンに切り替わるところなどは目を見張るものがある。最後に出るのがルマンというのも良い。赤と白のモチュールの文字が整然と並んで目にも鮮やかだ。このフランスのオイルは十年以上愛用していたこともあり、自ずと気分もレース同様盛り上がりを見せる。人間関係、レース、ゲーム、いろんな要素を盛り込んで楽しませる実話ムービーを堪能出来るはずだ。 🦍本日のゲス
ああ、ついに映画になったんじゃな~って思ったわい。若い人は知らんじゃろうが、戦争が終わったことも知らずにずっとフィリピンのルバング島で過ごしていた兵士がおって、その史実を基に作られたのがこの2021年の映画じゃ。もう三年も前になるんかいの~。知らんかったわ。内容からして完全な邦画じゃと思ったら監督も脚本も外国の方だったって言うんじゃから驚いたわい。一応制作国には日本も参加しているようじゃがのぉ。どうりでカメラのアングルってのか映りというのか日本の映画らしからぬ雰囲気が感じられたってことになるわけじゃ。もっともこれが日本映画なら端折って二時間を切るじゃろうが、こちらはほぼ三時間じゃ。それでいて飽きさせずに画面に集中させるんじゃから立派んもんじゃ。久々に良い大作を見た満足感でお茶を飲むのも忘れたわい。とりあえず長いから小用だの一服休憩は間に挟みはしたがの。唸る映画じゃったの。 🦍本日のマイペ
つい先日原作を読了し、映画化されていたことを知り視聴することにした。原作は橋本紡の小説。物語のほとんどが日常を描いていて、水のように喉を通る。悪く言えば味気ないとなるのだが、その理由の一つに抑揚が控えめということもあるのだろう。淡々と進んで行く物語と映像にするとどうなるのか。これが一番の興味を引いたところでもあり、期待した部分でもある。見始めてまず思ったのは、この手の小説は映像化した方が理解しやすいということ。視覚と聴覚とで情報を得られるため、脳の中で描こうとしている苦悩が時間を追うごとに鮮明になっていく。映画によっては作風をガラッと変えることも珍しくはないが、本作に関してはほぼほぼ原作に忠実な仕上がりになっているような気がした。公開は2015年。個人的には父親役の小市慢太郎がいい味を出していて、その表情についつい見入ってしまった。中心的な若い男性二人の影を薄めるほどだ。 🦍本日のマイペ
さすがに云十年も経ったんだなと画面を見て思ったわい。なんでもシンなんてのが巷では流行ったらしいがの。ワシなどはついインドの猛虎とか新しいところじゃと南斗聖拳の使い手を思い出すがの。いずれにしても子供の時にこんなのを見たらさぞかしぶっ飛んだことじゃろう。すべてシンかというとそうでもないところがまた憎いんじゃ。当時を思い出させるシーンもちゃんと盛り込んであって、このあたり往年のファンも大事にしてるって思ったわい。胸の辺りの飾り物がないのには驚かされたが、背中のファスナーがないところも含めてシンってことなんじゃろう。それにしても大盤振る舞いじゃった。これでもかと怪獣が出て来る。もっとも怪獣よりも巨大化した長澤まさみの方が驚いたがの。真上を歩いていく時なんかはついつい見上げて脈拍が上がったもんじゃ。婆さんの視線を感じて慌ててお茶を飲んだがの。2022年の映画はまさにシンだったの。 🦍本日のマイペ
さぁ、やってまいりました。一時期流行ったタイトルでリングサイドの空きを埋め尽くそうというプロモーターの作戦が功を奏するか。まさにニー・ゼロ・ニー・ニーに幕を開けた決戦に注目が集まるわけですが、オーッと!いきなりゴングが鳴る前から乱闘かっ!リングが傾いて雪崩式に物が落ちていくぞ。観客を掴もうとしている作戦か。しかし、CGがあまりに安っぽいぞ。これはレンタルショップで借りて来た人は思わず顔面蒼白か。やっちゃったと口をあんぐり開け帰ろうと席を立った時に開始のゴングだ。90分一本勝負が始まった。オーッと!これはどうした!急にB級がA級になったかの映像に今度はお目目が見開いたぞ。これはちょっといい試合になる。そんな予感のまま落ち着いた立ち上がりを見せていたら途中から試合展開が怪しくなって来たっ。王道のパニックスタイルにホラーが組み合わさったツープラトン攻撃。カウントが入る。ワン・ツー・! 🦍本日の
製作は2023年。原作となったのは2020年の全米図書賞の最終選考に残った小説とのことで、筆者はルマーン・アラム。その小説をお気に入りに加えたと元大統領のオバマ氏が発表し注目を浴びたのだとか。作品は約二時間半と見応えのある時間で何章かに別れて進められていく。ただし、話が過去に戻ったりすることもないので物語はそのまま週末を描いていく。その週末に豪華な別荘を借り家族でのんびり過ごそうというところから始まるのだが、穏やかな気分でいられるのはこの辺りまで。主演はジュニア・ロバーツ。そしてその夫をイーサン・ホークが演じる。原因不明の不可解な出来事にのんびりしたそれまでの空気が一転。そこからは見ている側も事態の把握に頭脳をフル回転させられる。ぎくしゃくする家族。つくづくわからないということは怖い事なのだと痛感させられる。その出し惜しんだかの展開が見事でラストまで心拍数が落ちることはない。 🦍本日のゲ
マーダーケースという意味は分かりませんが、原作は東野圭吾の「レイクサイド」でだいぶ前に読んだことがあります。それほど厚い本ではなかったものの印象薄だったのか記憶はすでに曖昧です。公開は2005年ということなので映像はそれなり。だけどこの物語に今時の鮮明の映像は不要とも思いました。このくらいが雰囲気が出る。役所広司や柄本明と言ったベテラン俳優陣がとにかく見せてくれます。別荘で殺し、加えて薬師丸ひろ子も登場するので、つい「Wの悲劇」を思い出し頭が混乱しましたが、どういう状況で何が起こってと何を訴えたいのか、そんなところが映像からよく伝わって来て映画自体はなかなか面白かったですね。自分だったらどうするのか。そんなことも考えながら見ていました。なるほどと思った時には唸ってしまう。そんな映画です。年内は無理としてももう一度本棚に置かれた原作を読んで見ようかという気になりましたね。 🦍本日のマイペー
公開は2023年とあって映像は迫力も十分。終戦まじかに迫ったドイツでの話をサスペンスタッチで描いている。ドイツ軍の脱走兵が逃げるところから始まるのだが、この辺りもただならぬ緊張感が漂っていて、つい当たりを引いたと予感させる。展開としては面白い。ただ、あくまでこれは映画として見ているからで、戦争自体を喜んでいるわけではないことを付け加えておく。しかしながら、ナチスのお偉いさんは存在感が抜群で良い。悪は悪いほど映える。まさにこのノリである。とは言え、少々欲張った作品であることも確か。結果的にはうまくまとまった感はあるものの、結局はなんだったのかという疑問が残る。二時間を超える大作でなかったのが幸いだろう。ただし、つまらなくはない。ドイツがドイツの戦争をブラックユーモアを交えて制作した。ワンフレーズで語るならばこんな映画だろうか。いずれにしてもこういうのは映画だけにして欲しい。 🦍本日のゲスト
奇しくも脱出するような映画が続きました。加えて自らのオペ。それも太腿というのだから偶然ながら違った怖さがありますね。2023年の本作の主演は中島裕翔。酔っぱらって空いていたマンホールに落ちる。あとはどう出るか。一見するとそんな単純なストーリーをどこまで面白く見せるかって感じでしょうが、それではあまりに芸がないというのが製作側の意見でしょう。確かに面白いのは落ちてからで、そこからの展開は想像を超えるものでした。結婚を明日に控えた好青年からの変わりようの演技はなかなか素晴らしく見せてくれます。SNSを上手く駆使するあたりは今時って感じですかね。そんな便利な反面、この映画では怖さも教えてくれる。そして終盤の思わぬ展開です。99分と映画としては短めながら見応え度は悪く無く、見ているうちにグイグイ引き込まれていきます。限られたセットと少ない登場人物。それでも面白い映画は作れるんでしょう。 🦍本日の
スペインの映画だなんてちょっとなめてたんだけどさ。これはもう一級のパニック映画と言っていいじゃね~か。2023年の今年だからさ。映像も文句なし。とにかくリアルで最後まで目が離せね~よ。緊張感はオープニングからずっと続いて、息を抜く間もほんの僅かってんだから、気の弱い人は見ちゃダメだな。残酷なシーンもあるから妊婦さんなんか特にダメ。って言っても頑張るのは妊婦さんなんだけどさ。崩壊した国から逃げるってんで、コンテナに乗り込んだまでは良かったんだけど、いや、もう乗り込む前からどうなるんだって感じだったよな。お腹には赤ちゃんがいるし、彼とは別れ別れ。ただでさえ怖いってのに一人で漂流なんだからさ。実際は二人か。途中で生まれちゃうんだよ。そこからの彼女は頑張ったね。母は強しって感じだったな。もうすっぽんぽんで体当たりの演技でつい頑張れって応援しちまったよ。一回見ておく映画だろうね。 🦍本日のゲストペ
東野圭吾原作の文庫本はズシリと重く寝ながら読んでいると危険なくらいです。現在、しばらくぶりに二度目を読んでいまして2011年公開の映画も二度目になります。2009年には韓国で一足先に映画化されています。こちらも以前見たことがありますが、出来栄えは良い。むしろ日本版よりも良いのではと思ったくらいです。ただ、読んでる本が最終に近い事や、一度映画も見ているということもあって、初見よりも映像への入り込みは良く、149分の時間すら短く感じられます。主演の堀北真希さんも怪しい美人という雰囲気をよく出していて、存在感がありましたね。さすがにあれだけの長編ですから、端折ったり設定を変えたりしないと二時間強には収まらないわけですが、それでもうまくまとめてあったんじゃないでしょうか。ドラマや舞台にもなったヒット作です。じっくりと腰を据えて読むには相応しい一冊、そしてお勧めしたい一本だと思います。 🦍本日のマ
副題で引っ張ろうなんて意図が感じ取れますね。とにかく長いです。ただし映画そのものはそれほど長くもありません。いわゆる位置づけ的にはB級ってことになるんでしょうが、良い感じで箸休めになるんですよ。時間を繰り返す映画は他にももちろんあって、そんな映画を思い浮かべていると話の中にちゃんと出て来る。つまりはそれらよりも当然新しいということになります。公開は2022年の10月。ちょうど一年前くらいですかね。仕事とかに行ってると毎日似たような繰り返しで、気付くとひと月が終わっている。これは誰もが感じるところじゃないでしょうか。それをコメディタッチで描いたのが本作ってことになります。登場人物も同じ社内だけと少ないものの、似たようなシーンを何度か見せられても意外とこれが飽きないんですよ。次にどうなっていくのかという期待を感じさせるからなんでしょうね。それをどう抜け出すのかも面白かったです。 🦍本日のゲス
こういう映画はそっとしておいて欲しいっていうのが率直な感想かしら。角川映画40周年記念作品なのはわかるけど、あの頃の栄光にすがっているようでなんだか寂しさも感じちゃう。橋本環奈ちゃんは可愛らしいし、映画初主演だから贔屓目に見たいけど、やっぱりある程度の線引きがしてあってそれ以上は踏み込めないって演技を見て思っちゃったわ。一生懸命なのは伝わってくるんだけどね。映画そのものがコメディタッチだし、シリアスな演技も不要なんでしょうけど、何かが物足りないって感じね。もちろんそれは彼女に限った話じゃなく、いろんな部分から見えて来ちゃうのよね。やくざとお笑いってこの相反するところがこの映画の魅力なんでしょうけど、このバランスが難しいところね。間違えるとどっちつかずで中途半端になっちゃう。2016年と驚くほど古くないので映像はそこそこ奇麗。でも二時間近い時間は必要だったのかって思ったわ。 🦍本日のマイペ
第一章と宛ら小説のように話は進んで行く。主人公はほとんど声を出すこともなく、ひたすら画面から流れて来るのは心の声である。一言で淡々とストーリーは進んで行くのだが、そこには絶えずスリリングな緊張感が漂い続けている。それが今年公開になった約二時間の映画だ。主演はマイケル・ファスベンダー。どこにでもいるような普通のいで立ちながらどこかただ物ではないといった雰囲気が逆に怖さを醸し出している。特に第一章の念入りな準備の過程には見ている方が生唾を飲むほどだ。それからの手際もまた鮮やかで思わず唸ってしまう。やはり証拠となるものは残してはいけないということだろう。だが、ターゲットを外したことで思わぬ事態になる。冷酷で感情移入をしない。名を変え場所を変え、淡々と自分の仕事を全うしていく。なぜか似たような展開ながらついつい引き込まれてしまう不思議な魅力を持った映画で時間経過が早く感じる。 🦍本日のマイページ
やっぱりトムの声は森川さんよね~。もう聞いてるだけで痺れちゃう。それでこの迫力ある映像の連続でしょ。もう余分な字なんか出されたら台無しよ。もちろん生の声で聞きたいって人もいるでしょうけど、そういう人は駅前留学してから字を消して見てねって言いたいわね。それだけ映像が凄いんだから。手に汗握ったわ。もう最初から好きな潜水艦なんか出ちゃったらもうイケメンに口説かれたみたいじゃない。もちろん答えは即答でYESよ。partoneってくらいだから途中までなんだけど、スケールが大きいわ。だって途中まででも163分もあるのよ。もう内容が無いような映画だったら熟睡してるわ。つまらない洒落だったかしら。だけど映画の方は見応え十分よ。ハラハラの連続。そのせいか体感的には二時間を切ってるようにも思えるわね。グイグイ引っ張られちゃってもうメロメロ。出来ればヘッドホンじゃなくて5,1チャンネルで見たかったわね。 🦍本
今話題の新しいゴジラってのは見てね~んだけど、この2002年のやつも昭和のゴジラとはだいぶ違うって感じるよな。一番気になるのはディテールだろ。ゴジラもそうだし、メカゴジラも。ついでに言えば釈由美子のラインも気になって見ちまったよ。けっこう目立ってたからタイトルにX釈由美子って加えても良かったんじゃね~か。ややチープ感のある映像もあるけどな。昭和から見たら格段の進歩。特にミサイルなどは鮮やかなほどだったな。それと昔のゴジラやモスラなんて映像が出たのも昭和のゴジラファンとしては懐かしいし、新旧の違いなんかもわかって良かったんだろうけど、まさか松井まで出て来るとは思わなかったな。いや、前にも見てるんだけどさ。すっかり忘れちゃってたよ。つまりはその程度の映画ってことさ。あれだけ攻撃されてほとんど無傷ってタフガイにもほどがあるって~か、ゴジラの身体は何で出来てるのかって話さ。 🦍本日のマイページ
タイトルにそそられますね。やっぱり題名は大事。原作は書きおろしの小説だそうですが、存じておりませんでした。なんでも映画化の前に漫画化もされたそうです。主演は橋本環奈と佐藤大樹で共に高校生、そして小説家という設定になっています。ペンネームですからね。その正体を知られずに過ごしている。こういうのカッコいいですね。憧れてしまいます。ただ、小説家と名がつく以上、趣味で楽しんでいるのとは違いますからいろいろ苦悩もあるようですね。もちろんこれは小説家に限った話じゃありませんが、プロとしてやっていくには大変ってことが映画からもよく伝わって来ます。いずれにしても若いうちから頭角を現すようでなければダメなんだろうとも思いましたね。公開は2020年で小説らしく第一章とかいうのも面白い。主演の二人の高校生って感じの演技も新鮮に映りましたが、欲を言えばエンディングにもっと光が欲しかったですかね。 🦍本日のゲスト
映像自体には古さを感じるが、描いているストーリーは題名にある年代よりもかなり先で不思議な違和感に陥らせてくれる。ちょっとしたこれは衝撃だ。公開は1982年と40年も前なのだが、今世界で起こっている戦争を暗示、それをさらにエスカレートさせたかの内容で、単なる未来を描いたアニメと呑気に見ていられない怖さも伴っている。制作労働側が好戦的だとボイコットするのも頷ける話で、現代であれば公開どころか却下という内容とも言える。これが仮に宇宙からの侵略者相手、もしくは完全な別世界での戦闘ならば違った見方も出来るのであろうが、生々しい戦争であるがゆえに、地上波での放送はおろか、お蔵入りとなっても決しておかしくない作品ではないだろうか。耳に馴染んだそうそうたる声優陣もリアルさを後押ししているかのようで、時間を追うごとに背筋に寒気すら感じてしまう。こんな事態にならぬようただただ祈るばかりである。 🦍本日のマイ
主演は志村喬。公開になったのは1952年で、時代を物語るかのモノクロ映像となっています。そのため画面はお世辞にも奇麗とは言えず、音声も今一つなんですが、これがまた時代背景や物語に合っていて独特の味わいを見せてくれます。志村喬の最高傑作とも言われる演技は迫真に迫っていて、その表情に随時見入ってしまいます。まさに役者って感じです。監督は世界の黒澤明で本作は海外での評価も高いんだとか。見始めるとグイグイ入り込んでしまいますからね。それも頷ける話ではないでしょうか。お役所仕事と称される官僚主義を揶揄した本作は上映時間も二時間半に迫るものでとにかく見応えがあります。苦情を言いに来た市民を何課何課とたらいまわしにするシーンなど苦笑を漏らす方も多いのではないでしょうか。目の前に置かれた仕事を黙々とこなすところなどはその象徴の一つかもしれませんね。そんな無気力の生活を一転させる出来事とは。 🦍本日のゲス
カッコいいタイトルだよね。これヘリコプターの名前なんだって。日本だと青い稲妻だね。あれ、誰か歌ってたかな。映画は1983年でちょっと絵がモヤッとする感じだったね。少し古いからなんだろうね。夜に飛んでるところなんてきっと最近の映画だったらもっと奇麗に見えたんだろうなって思っちゃったよ。主人公は「ジョーズ」に出たお巡りさん。やっぱりこれもお巡りさんだった。でも今度はそんなにビビりじゃなかったよ。でもベトナムに行って嫌な思い出をずっと忘れられないみたい。そこでもヘリコプターを操縦してたんだけど、今の任務もヘリコプターで悪い人を見つけたり追いかけたりしてるんだよ。だからこの映画のほとんどがヘリコプター。なんだかボクも最後の方は乗ってるような気分になっちゃって酔いそうだった。タイトルのヘリコプターはとにかく凄かったよ。でもボクが思うに発明的にはタケコプターの方がやっぱり凄いよね。 🦍本日のゲストペ
期待通りというかそれ以上の出来栄えだったのが今回の韓国映画です。ソン・ガンホにイ・ビョンホンのトップスターに上映時間140分となれば大作の予感は見る前から十分で、オープニング早々から漂うただならぬ緊張感にグイと作品に引っ張られます。同時に映画好きなら思うはずです。この映画は来たなと。そしてその期待は見るほどに確信に変わっていく。ドキドキとハラハラがうまく両立していて脈拍も自然と上がりますね。嘘だと思うなら計りながら見て下さい。長丁場ですからお菓子ジュースも必須です。もっとも用意していたことも忘れてしまうかもしれませんけどね。ある程度展開が見えて来た。そう思った時点でまだ半分以上の時間を残している。これで間が持つのかと思ったら二転三転のドラマが用意されていて、見せ場は盛りだくさん。はっきり言ってハリウッド映画を凌ぐレベルですね。必ず見ておくべき映画の一本だと思いますよ。 🦍本日のゲストペー
原作は言わずと知れた百田尚樹のデビュー作で今から十年前の2013年に公開された。過去にも一度見ていて今回は二度目。上映時間は144分と二時間を超える。これでも十分な大作だが、テレ東開局50周年特別企画で作られたドラマは三部構成で7時間を超える。時間も長いだけにより原作に近いとも言えるだろう。ちなみに原作は過去に一度、そして今月に二度目を読み、すぐさま三度目に突入した最中。本好きならば原作が一番だと言うだろう。個人的で申し訳ないが、公平な目で見ると正直なところ原作、映画、ドラマと甲乙がつけがたい。それぞれがよく出来ているのだ。日本の戦争史を知りつつ、戦争だけの話ではないところが本作が話題になった要因の一つではないだろうか。もちろん見るほど、そして知るほどに胸中に辛いものが押し寄せてくる。軽いテーマではない。ただし、人の強さ、温かみも感じられる。そこが本作の一番の魅力ではないか。 🦍本日のゲ
1978年に公開された本作は記念すべきルパン三世の劇場一作目で視聴も何度かしております。それまではTVシリーズで一話20分少々でしか見られなかったルパンが長い時間で見られるんですからワクワク感も相当なもの。とは言え映画になったことで馴染みのある絵が変わった印象も持ちましたね。パッと見で誰とはわかるんですが、それぞれが痩せてワイルドになった感じ。足首の細さは相変わらずですが。五右衛門などは食わねど高楊枝とばかりに断食でもしているんじゃないかと心配になるほどです。半面、不二子に関してはTVシリーズでは見られないところまでお披露目していてサービス満点。描いた内容もそうでしょうが、これはもう大人のアニメでしょう。それにしても増山江威子さんの声は色っぽいですね。作品はいかにもルパンと言ったスリルと笑いが凝縮されていますが、個人的に惜しまれるのは最後の歌で何度聞いてもしっくりこないんですよ。 🦍本日
記憶・データを消去、抹消するという意味のタイトルの本作が公開されたのが1996年。主演はアーノルド・シュワルツェネッガー。通称シュワちゃんです。役どころは重要証人を保護する証人保護プログラムのエージェントでその凄腕っぷりが見せどころ。筋肉は封印って感じですが、存在感は十分で、まさに頼れるエージェントを演じています。悪役は悪いほど正義が引き立つ。そんな典型的な作品でもあり、とにかく緊迫感を伴ったテンポが良いです。絶えずハラハラするようなスリリングな展開。これが初っ端からですから一気に映画に引き込まれます。銃を持って暴れまわり、重要証人を守るべく奮闘する様は、宛ら「コマンド―」と「ターミネーター」の融合といったところで、見応えがありますね。緊張感が漂い続ける中にもちょっとした笑いもあって、これがいい息抜きになります。出番は少ないですが、ジェームス・コバーンもいい味出してました。 🦍本日のマイ
ハイ!またお会いしました。今日は世界三大スターが共演した映画です。制作国はなんとフランス・イタリア・スペイン・アメリカの四か国なんですね~。そのスターは誰かって。ハイ、世界の三船敏郎、そしてチャールズ・ブロンソン。思わず顎を触りたくなった方もおられるんじゃないでしょうか。それから女性の心を奪いました。色男の代表とも言えるアラン・ドロン。今回はヒール役として登場します。スラッとして絵になります。あだ名はゴーシュ。左利きの意味らしいです。私の彼は左利きって思わず口遊んだ方、ハイ!だいぶご年配じゃないでしょうか。ガンさばきがまたカッコいい。その三人が西部で暴れるんですが、三船はちょんまげ。そうなんです。侍なんですね~。これがまた三船ならではの貫禄で存在感があります。おそらく当時映画を見た海外の人は日本にまだ侍が居ると思ったしょうか。公開は1971年。それではサヨナラ、サヨナラ、サヨナラ。 🦍本
未だ色あせない魅力を放ち続けているアクションスター。松田優作の遊戯シリーズの第一作目がこちら。ジャンルはハードボイルドになりますが、表と裏と二面の顔を持っている殺し屋を演じていて、そのギャップがちょっと面白いですね。と言っても本領発揮は近寄るだけで火傷するような独特の凄みでしょうか。ピリピリした雰囲気がいかにもただ物ではないという気配を感じさせます。格闘シーンはもちろんのこと、銃が似合うんですよね。特に筋肉質で長身の松田の場合、銃身が長いライフルがとにかく絵になる。そしてトレードマークのサングラスと見ているだけで引き込まれてしまいます。公開は1978年で監督は村川透。村川はシリーズ全作、さらには「蘇える金狼」「野獣死すべし」と松田を代表する二作も撮っています。警官隊による一斉射撃など非現実的なものもありますが、これもいうなれば当時のハードボイルドらしさでもあるでしょうか。 🦍本日のマイペ
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