「リベラル」という言葉の“解釈”がバラバラになった原因は冷戦にある | 『リベラリズム 失われた歴史と現在』著者ヘレナ・ローゼンブラットに聞く

──ご著書で、「リベラリズム」という概念の変遷を歴史的にたどっておられます。その歴史を踏まえたうえで、今日（こんにち）、先生がとても「リベラル」だと思う人はいますか？ 今日ね、そこに行きますか。私は歴史家なので、過去を見るほうがいいんですが……。はぐらかすつもりはないんですが、拙著で示したように、「リベラル」にはあまりに多くの意味があって、なかには相反するものもあります。 私がこの本を書いた理由のひとつですが、この言葉の使われ方が、少なくともアメリカで、そして世界中でも混乱しています。 だから、誰が真にリベラルで、誰がリベラルではないのかは決められないんです。その言葉の意味で合意できない限りは──。 現代のアメリカでは、リベラルというと、とても一般的にというか単純化して言えば、「大きい政府」を意味するようなところがあります。規制をしたり、経済に介入したりする意味での大きい政府。 でも世界の

[jaguarsan]

日本においてはただの「反保守派」

[tsutsumi154]

リベラルの方があれするなこれするなってうるさいの滑稽だよな 自由主義だぜ

[sds-page]

国家による規制と保護からの自由。大企業に対する規制をなくして中小企業に対する保護を無くせと叫ぶのがネオリベ。行きつく先は自己責任社会。保護は欲しいけど過保護は嫌い。バランスが難しい問題

[contractio]

アメリカ人に語「リベラル」の使用を禁じられればなぁ（慨嘆

[paravola]

（2020年）いまのアメリカで誰かをリベラルと呼ぼうものなら、「うわ、それは止めて」とたぶん嫌がられます。悪口になってしまったからです

[kurokawada]

「だから、誰が真にリベラルで、誰がリベラルではないのかは決められないんです」

[proverb]

“全体主義や共産主義への恐れから、リベラルは(略)個人の権利を強調するようになった” 今だとむしろそれらと指向性が近い人がリベラルを名乗ってるイメージはある。

[prq098]

市民革命後の「国家からの自由」と20世紀型の「国家による自由」の歴史的変遷を踏まえた上で現代型を考えないとリベラリズムの理解は混乱するだけ。因みに日本型リベラリズムは単なる反保守主義。

[KoshianX]

無料で読める前半だけでもおもしろかった。リベラルって言っても未定義ワード化してて何を話してるのかわからんと。いまやフェミニストと言ったらTERFを指すようになったようなものか

[godmother]

オバマやクリントンがただのリベラルなら、「クラシカルリベラル」は個人の自由と小さな政府主義。日本の自称リベラルには識者が多いけど、60・70年安保闘争で生まれた反米学生運動後なので、戦後の変化とも言える。

[imakita_corp]

日本の場合は革新の言い換え（やや水で薄めた）じゃないかね？

[unijam]

“いまのアメリカで誰かをリベラルと呼ぼうものなら、「うわ、それは止めて」とたぶん嫌がられます。悪口になってしまったからです。/大きい政府とか、不道徳とか自由奔放といった意味合いを帯びてしまっているから

[PROOF]

日本リベラルはどこのポジション？

[otihateten3510]

政治用語は意味が破綻しがち

[rag_en]

https://anond.hatelabo.jp/20200624181206

[sangping]

“ リベラルという言葉をわざわざ使い続けるべきなんでしょうか？” “ええ、わかります。でもそれは避けようがないことだと思います。”　いや、使わないのが正解だろう。この単語による混乱の害は極めて大きい。

[myogab]

東西南北だって視点を確定していなきゃ、その言葉で指し示す対象が確定しないのと同じ。立脚点や無意識を前提が意識的に共有されてなきゃ、時代(輪廻)と共に意味が変遷するのは時の必然。俯瞰(解脱)した視点が必要。

[DrPooh]

確かに定義が曖昧な割には広く使われる言葉ではあります。

[goadbin]

日本に限定すればリベラルという言葉が広く普及し始めたのは2000年以降だしそもそも大して意味も考えずに使われていた。そういう意味で言論人とメディアの責任は極めて重い。