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ようこそ日も差さぬ迷宮へ 地上で最も人口密度が高いその場所には、郵便配達員がひとりしかいなかった。... ようこそ日も差さぬ迷宮へ 地上で最も人口密度が高いその場所には、郵便配達員がひとりしかいなかった。 彼が担当する地域はほんの小さなエリアだが、その中には膨大な数の住所がひしめく。10階から14階建てのビル350棟の中には8500の施設があり、1万700世帯、3万3000人以上が住んでいた。 細く、背の高い高層ビルはすし詰め状態で並んでいた。あまりにもぎっちりと並んでいたため、全体がひとつの巨大な構造物のように見える──建物であり、同時に、有機体のような。 形も高さも、建築資材も統一されていない。鋳鉄製バルコニーが、レンガの増築部分やコンクリートの壁に向かって傾く。配線やケーブルが建物の表面をびっしり覆う。それは屋上にあるテレビアンテナの林へと垂直に走るか、まるで建物の塊をまるっとくるむ無数の黒い紐のごとく水平にのびる。 この都市にいったん足を踏み入れれば、日の光は見えない。狭い路地がたくさ
2020/12/17 リンク