E2202 – 大阪市立中央図書館のネーミングライツ協定締結について

大阪市立中央図書館のネーミングライツ協定締結について 大阪市立中央図書館・宮田英二（みやたえいじ） 大阪市立中央図書館は，2019年9月18日に株式会社辰巳商会とネーミングライツ協定を締結し，同年10月1日より「辰巳商会中央図書館」を愛称として使用している。本稿はその経緯と協定締結による効果，その後の動向を紹介する。 ●経緯 大阪市は，2016年8月，「市政改革プラン2.0」を策定した。これは，「質の高い行財政運営の推進」，「官民連携の推進」，「改革推進体制の強化」という3つの改革を柱としたもので，この「市政改革プラン2.0」に基づき，年間5億円程度の効果を確保することを目指した「大阪市広告事業行動指針」を続いて策定した。これは，大幅な広告料収入の減収予測のもと，戦略的に広告事業を展開することを目的としたものである。 この指針に基づきネーミングライツ制度（CA1916参照）を導入することに

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“図書館の看板・サイン類の更新（原状回復含む）がパートナーの負担で実施できる”ということで、さすがに「看板の付け替え費用の方が高い」的な批判はあたらない、と。とはいえ安いのは安い・・・