誰もがサバイバル競争に晒されるなかで共助社会は築けるか

1960年北海道札幌市生まれ。東京医科大学卒業。豊富な臨床経験を生かし、現代人の心の問題のほか、政治・社会評論、サブカルチャー批評など幅広いジャンルで活躍する。著書に『しがみつかない生き方』『親子という病』など多数。 香山リカの「ほどほど論」のススメ 好評連載「香山リカの『こころの復興』で大切なこと」が終了し、今回からテーマも一新して再開します。取り上げるのは、社会や人の考えに蔓延している「白黒」つけたがる二者択一思考です。デジタルは「０」か「１」ですが、人が営む社会の問題は、「白黒」つけにくい問題が多いはずです。しかし、いまの日本では何事も白黒つけたがる発想が散見されるのではないでしょうか。このような現象に精神科医の香山リカさんが問題提起をします。名づけて「ほどほど」論。 バックナンバー一覧 自己啓発は自分だけ生き残るためのものか 最近、宮崎学さんの著書『「自己啓発病」社会』を読みました

[kikai-taro]

「被災者の悲しくて苦しくて辛い気持ちを想像しながら一歩を踏み出しています。これこそが、本当の意味での共助の芽生えなのではないかと」――“寄り添う”という姿勢から始めればいいのかな。

[orihime-akami]

誰もがサバイバル競争に晒されるなかで共助社会は築けるか - 香山リカの「ほどほど論」のススメ