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内田樹「学術会議について菅首相はこれからも支離滅裂なことを言い続けるだろう」 | AERA dot. (アエラドット)
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内田樹「学術会議について菅首相はこれからも支離滅裂なことを言い続けるだろう」 | AERA dot. (アエラドット)
哲学者 内田樹この記事の写真をすべて見る ※写真はイメージ(gettyimages) 哲学者の内田樹... 哲学者 内田樹この記事の写真をすべて見る ※写真はイメージ(gettyimages) 哲学者の内田樹さんの「AERA」巻頭エッセイ「eyes」をお届けします。時事問題に、倫理的視点からアプローチします。 * * * 日本学術会議の新会員任命拒否をめぐって首相の発言が迷走している。任命拒否という違法行為を正当化するために、法解釈が変わったと言ってみたり、リストを見ていないと言ってみたり、会員の多様性に配慮したと言ってみたり、言えば言うほど政権に批判的な学者を排除したという「それを言ったらおしまい」の真相が際立ってくる。 任命拒否された6人は全員が何らかの形で安倍政権時代に政府批判を行っていた。政府に批判的な態度をとった者は、どれほどその専門分野で卓越していても、公的支援を期待できないという強面のメッセージを新政権の発足にあたってまず発信して、文化人、知識人を震え上がらせてやりましょうと首