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東京・代官山の本屋で目に飛び込んできた、デンマーク生まれのクリエイター兄弟「The Inoue Brothers」。圧巻の映像から描かれる独特な世界観。コペンハーゲンのスタジオでの井上聡さんへのインタビューは想像以上にエネルギッシュで、デンマークの核心へと導かれるように僕らは夢中で語りあった。この記事を読み終えたとき、あなたはこの国を嫌いになっているかもしれない。 井上聡|Satoru Inoue The Inoue Brothers共同代表 1978年、コペンハーゲン生まれ。グラフィックデザイナーとしてデンマークで活躍した後、2004年に2歳下の弟・清史とアートスタジオ「The Inoue Brothers/ザ・イノウエ・ブラザーズ」を設立。 日本の繊細さと北欧のシンプルさへの愛情を融合させたデザイン。そして、いいものを作って社会を前進させる「ソーシャルデザイン」にこだわる。 今年1/2
デザインというと、様々なものを思い浮かべる。家具やインテリア、さらには都市や社会まで。北欧にはオシャレなイメージがあるが、デンマークはどのデザインをとっても優れているように思える。そこで、世界最大規模のデザインアワードを主催するデザイナー集団にその理由を伺った。そこから見えたのは、未来におけるデンマークの可能性だった。 Mariano Alesandro|マリアーノ・アレサンドロ INDEX: Design to Improve Life Head of Future Thinking & Technology アルゼンチン出身。バックパックでデンマークを訪れ、デンマーク最大級の音楽祭、ロスキレ・フェスティバルにボランティア・プログラマーとして参加。そこでデンマーク人女性に恋に落ち、そのまま移住。その後、広告代理店を経て、2010年にINDEXに入社。 INDEXでは、テクノロジー分野を主
世界一好きな場所がある。 名前は、クリスチャニア(Christiania)。 その理由は「大麻が吸えるから」ではない。僕が知る中で「最もピースな場所だから」である。 「違法な大麻」と「平和な空間」。一見相反するように思えるかもしれない。ルールは必要最低限しかなく、人間と同じように動物も自由。それなのに、全体としてなんとなくピース。社会としてもしっかりと機能している。クリスチャニアでは、僕らが培ってきた“常識”はもはや通用しない。そう、ここでは人類の一大実験が行われているのだ。 「ラブ・アンド・ピース」と言うと人は笑うだろう。「甘い」「現実を見ろ」、ジョン・レノンやボブ・マーリーが歌い、ガンジーやキング牧師が動いても世界は変わらなかったじゃないかと言うのかもしれない。でもその前にクリスチャニアの存在を知って欲しい。 ▶︎ 取材&文&写真:別府大河 ※クリスチャニアでは、Pusher Stre
福祉国家として有名な北欧の国、デンマーク。消費税率25%、国民負担率約70%(日本は約40%)と、かなりの高納税国である。その一方で、医療費無料、出産費無料、教育費無料、充実した高齢者サービスなど、社会福祉がとても充実している。まさに、「ゆりかごから墓地まで」国が面倒を見てくれるのだ。 思えば、僕たち日本人は「この試験に受からなかったらどうしよう」「あの会社に入れなかったら、入ってもクビになったらどうしよう」「将来のために貯金をしておこう」と考える時間は少なくないだろう。 その点、デンマークではそんな心配はほとんどいらない。今日は明日のためではなく、今日のためにある国なのだ。 どんな社会システムも一長一短だが、デンマークの社会福祉を知ることは、日本社会を考える上でも大切である。本記事では、社会福祉の具体的な内容について紹介し、そこから見えてくるデンマークの国民性をあぶりだす。 ▶︎ 取材&
どうしてもこの記事を公開したかった。何があろうと、ぼくはずっと乙武さんが大好きだし、どんなに時間がかかってもこの記事をできるだけ多くの人に届けたい気持ちは変わらなかった。北欧を視察した乙武さんならではの鋭い洞察、そして多様性を受け入れることの本質を根本から探求したロングインタビュー。「教育には無限の可能性がある」と語る乙武さんの目はどこまでもやさしく、熱く輝いていた。 乙武洋匡|Hirotada Ototake 1976年東京生まれ。大学在学中に出版した『五体不満足』がベストセラーに。卒業後はスポーツライターとして活躍。その後、教育に強い関心を抱き、新宿区教育委員会非常勤職員「子どもの生き方パートナー」、杉並区立杉並第四小学校教諭を経て、2013年2月には東京都教育委員に就任。2015年4月より政策研究大学院大学の修士課程にて公共政策を学ぶ。 著書に『だいじょうぶ3組』『だから、僕は学校へ
フォルケホイスコーレは、現在デンマーク国内に68校あるデンマーク生まれの全寮制の成人教育機関。主に4か月から6か月のコースで、文学、語学、音楽、環境、哲学、スポーツなど、学校ごとに複数のコースが定められ、教科は多岐にわたる。教師と学生が平等な関係の中で相互に学ぶことが重要な理念のひとつであり、授業では自由な対話が重視される。入学試験を含めたテストや成績評価はない。また全寮制であるため、授業外でも学生や教師が生活の多くの時間を共にする。 政府から思想的に独立した私立学校だが、デンマーク政府の助成を受けているため、国籍にかかわらず、学生は学費の一部のみを負担する。17歳半以上であれば国籍、宗教、民族とは無関係に入学可能で、国外からも多数の学生を受け入れている。 フォルケホイスコーレの詳しい情報はこちら。 〈このフォルケホイスコーレのキャンパスは家。〉 親元で暮らせない子どもの養育について調べて
2020年東京オリンピックのロゴを巡る問題は記憶に新しい。そんな今だからこそ考えたい。「日本らしいデザイン」とは何なのか? デンマーク政府や世界的ビール会社「カールスバーグ」などのデザインなどを手がける傍ら、日本企業のブランディングも行う、北欧屈指のデザイン会社「コントラプンクト」。今回は、その代表にインタビューを行い、日本の可能性について、日本とデンマークのデザインの観点から迫った。 Bo Linnemann|ボー・リンネマン Kontrapunkt デザインディレクター / 代表取締役社長 1985年に同社を共同設立。王立芸術アカデミーで教鞭をとる。デンマークデザインアワード17回受賞。 デンマーク各省庁や「カールスバーグ」のビジュアルアイデンティティのデザイン、世界一のレストラン「noma」のデザインも手がける。 武蔵野芸術大学客員教授を務めた経験があり、日本との関わりも深い。日本を
クリエイティビティは才能ではなく、スキルである!デンマークのビジネスデザインスクール、カオスパイロットの日本人初留学生である大本綾さん。帰国後、「国籍や年代を超えて最高の学びをデザインすること」を理念にLaere(レア)を創業。そんな彼女が体感した、デンマークのデザインとクリエイティブ・リーダーシップのあり方とは? 大本綾|Aya Omoto Laere共同代表 / クリエイティブプロセスデザイナー 高校、大学でカナダとアメリカに2年留学。大学卒業後、広告会社で大手消費材メーカー向けにブランド戦略、コミュニケーション開発に携わる。2012年、デンマークのビジネスデザインスクール、カオスパイロット(KAOSPILOT)に初の日本人留学生として受け入れられ、2015年6月に卒業。留学中は起業家精神とクリエイティブ・リーダーシップを中心に学び、デンマーク、イギリス、南アフリカ、日本において社会や
あなたはデンマークにどんなイメージを持っていますか? デンマークに住み始めて10ヶ月になるが、僕には様々なイメージがある。ハッピーで、ピースで、豊かで、自由で、のんびりしていて……でも、伝えようとすると、抽象的で、曖昧な言葉しか並べられない。言葉で伝えるのがとても難しい。 ならばと、世界ランキングを調べたところ、デンマークは数多くの指標において、上位に名を連ねていたことがわかった。もちろん世界一幸せな国とは聞いていたが、平和度からコーヒー消費量まで、その他のほとんどの指標においても、この国で生活をする実感と一致する。 今回は、20の世界ランキングから、デンマークの本当の姿を映し出す。 ▶︎ 取材&文:別府大河 01.幸福度 1位(2016, 2014, 2013)3位(2015) 2013、2014年は世界一に輝くも、今年は順位を二つ下げた。日本は46位。いずれにしても国民の幸福度が高いこ
デンマークの首都コペンハーゲンに食産業の異端児がひっそりと佇む。ヨーロッパで初めての、「ゴミ」を食材として利用するレストラン。いかにもデンマークらしい、自由で、やさしくて、クリエイティブで、ハッピーで、ピースなレストランだ。 ▶︎ 取材&文&写真:別府大河 名前は、「Spisehuset Rub & Stub」。 NPO(非営利団体)によって運営され、デンマーク難民委員会にも参加している。 目的はただ一つ。 食品廃棄物と戦うこと。 食産業から生まれた〝ゴミ〟を利用して、コペンハーゲンからゴミを減らす活動をしている。 そんなクリエイティブで、途方もなくピースなレストランを取材した。 (英語版サイトはこちらから) -01- 〝ゴミ〟レストランへ! デンマーク人の友達に「面白い場所ある?」と聞いて教えてもらったレストラン。 住所だけ調べて、とりあえず下調べなしでレストランに向かった。 カッコいい
「あなたは幸せですか?」――幸福は誰にとっても人生最大のテーマだ。国連調査による幸福度世界ランキングでは、2013年1位、2015年3位(日本は46位)。デンマーク人が幸せな理由とは? そもそも幸せとは何なのか? その真相を探るべく、世界一幸せな国で幸福について研究する方にお話を伺った。 Meik Wiking|マイク・ワイキング Happiness Research Institute 代表取締役社長 デンマーク外務省、また他のシンクタンクや研究機関での取締役を経て、3年前に本社を創立。10人の社員と共に幸福について研究する。専門は主観的な幸福とクオリティ・オブ・ライフ。 これまで複数の書籍や文献を執筆する。世界中で講演活動なども行う。日本にも旅行したことがあるという。 ホームページはこちら。 ▶︎ インタビュー&文&現場写真:別府大河 ―01― しあわせって何ですか? ――人は誰しも幸
2014年、世界一に輝いたレストラン「noma」。今年1月には東京に出店し、日本で大きな話題を呼んだ。そこで働く唯一の日本人シェフがいる。初めて食事したその場でオーナーに直訴し、シェフの座を勝ち取った彼は、日本とどのような違いを感じ、世界一の職場で何を思うのか? 高橋惇一|Junichi Takahashi noma シェフ 1983年生まれ。服部栄養専門学校卒業後、ヌキテパなど都内のフレンチレストラン3軒で修行。2011年より、コペンハーゲンに渡ってnomaにて勤務。 nomaは、料理界のアカデミー賞とも称される「レストラン・マガジン」主催の「世界のベストレストラン50」で2014年に1位に輝いた、デンマークのレストラン(2010年から計4度首位を獲得、2015年は3位)。 今年2015年1月のマンダリンオリエンタル東京で「noma japan」を出店。 ▶︎ インタビュー&文&現場写真
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