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【読書】阿部暁子『カフネ』ー 読む人の心をそっと撫でる小説 ー - ふでモグラの気ままな日常
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【読書】阿部暁子『カフネ』ー 読む人の心をそっと撫でる小説 ー - ふでモグラの気ままな日常
【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、阿部暁子さんの小説『カフネ』(2024) じんわりと温かさの... 【あらすじ&ひとりごと】 今回読んだのは、阿部暁子さんの小説『カフネ』(2024) じんわりと温かさの残る作品。 冒頭は「弟の不審死」という幕開け。ミステリーなのか、事件の真相を追う作品なのかと思わせます。ところが違いましたね。本屋大賞受賞作、納得の一冊でした。 法務局に勤める野宮薫子は最愛の弟・春彦を突然失う。生前、恋人だと紹介された小野寺せつなにも春彦からの遺言が残され、薫子は会うことになる。 不愛想で近寄りがたいせつなに反発する薫子だったが、自身が心身ともに疲れ果てて倒れた際、彼女がつくる温かな料理に救われる。 やがて薫子は、せつなが働く家事代行サービス「カフネ」の仕事をボランティアで手伝うようになる。 さまざまな事情を抱える家庭を訪ね、料理や掃除を通して人々の暮らしを整えていく中で、薫子自身も少しずつ心を回復させていく。 「食」と「人とのつながり」が傷ついた心を少しずつ癒し、喪失か

