「日本の学力調査は世界の“30年遅れ”」、専門家が言い切る“深刻なワケ”…！（川口 俊明） @gendai_biz

「100点満点」の“文化” テストと言えば100点満点というのが当たり前。そう思っている人は少なくないだろう。しかし、こうした常識が日本の学力調査、ひいては教育政策を駄目にしてしまっている。 その典型的な例が文部科学省が実施する全国学力・学習状況調査だ。前回の記事*1でも取り上げたように、この調査は、そもそも何の学力を測るのかが曖昧という大きな欠点を抱えている。もっとも、この調査には他にもさまざまな問題がある。その1つが、学力の変化を測ることができないという点だ。 学力の変化を測ることは、意外に難しい。ある年のテストの点数が70点、次の年は80点だった時、学力が伸びたと判断できるだろうか。答えはNOである。学力が向上したのではなく、単にテストが簡単だっただけかもしれない。 実は多くの人が当たり前だと思っている100点満点のテスト（≒正答数を学力の指標とする考え方）では、学力が変化したのか、

[coper]

全国学力・学習状況調査の実態が単なる「自治体対抗（学校対抗）学力コンテスト」であることへの疑問が広がって欲しい。学力自体よりも、この調査の点数やその上げ方に関心が向いているうちは難しいかも。

[arakik10]

item response theory の紹介。IRTを大学入試で使うのは間違い。なぜなら入試の目的は学力の測定ではなく「学力をネタにした足切り」例えば東大が受験生の学力レベルに関係なく定員数だけ合格者を出すことから明白。

[natu3kan]

テスト問題を公開しなくとも、予備校で受験者から出た問題をヒアリングして講師がそこから回答を導出して類型問題を作っちゃうだろうから、塾に行ける子が有利ってオチにはなりそうだよね。

[aa_R_waiwai]

どうやったところで、一度実施したテストの設問なんて、どこからか漏れると思うのだが。よほどの少人数なら別だろうが、学力テストなんて、それこそ大人数で行うだろうし。

[synonymous]

資格試験には完全に向いてるよね、IRT

[mazmot]

言いたいことはわかるのだけれど、グラフ横軸の「学力」は、そもそもどうやって測定するのだろう？　それをテストで測定するとなると、結局は何も定義できないことになるのではないか？

[fmnaka]

とは言えPISAでは高得点の部類に入ってはいるので、「学力」そのものが落ちているわけではないよなあ。方法論の話としては、今回のコロナなどの環境みれば複数回テストできるIRTの方が良さそうなのはわかるが

[sakidatsumono]

IRTをハイステイクスなテストに使うのは無理だろう．共通テストには使えない．全国学力調査の過去問を学年初めに中学校でやる現状を考えると，IRTを今から導入するのも難しそうだ．