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見知らぬ大地〜グラフィック・ノベル『アライバル (作:ショーン・タン)』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
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見知らぬ大地〜グラフィック・ノベル『アライバル (作:ショーン・タン)』 - メモリの藻屑、記憶領域のゴミ
『アライバル』は文字の無い絵本である。それはこんな物語だ。 最初に家族の肖像が描かれる。一人の男と... 『アライバル』は文字の無い絵本である。それはこんな物語だ。 最初に家族の肖像が描かれる。一人の男とその妻、そしてその娘。時代は20世紀半ばほどだろうか。場所は東欧のどこかの町だろうか。男は旅支度をしている、どうやら一人旅のようだ。蒸気機関車に乗り妻と子に見送られる男。それから男は大型の旅客船に乗り継ぐ。海の旅はとても長い長い旅だ(船旅の長さを表わすためにここではなんと60コマを使って延々と移り変わってゆく雲の絵ばかりが続く)。 そして男がようやく到着した所、そこは…。 そこは、奇妙な建物が立ち並ぶ、幻想の異世界だったのである。 作者はオーストラリアのイラストレーター・作家、ショーン・タン。この絵本『アライバル』は、セピア色で描かれた一見ノスタルジックな雰囲気から始まるが、大勢の移民たちが新天地に辿り着くと、その世界は突然がらりとファンタスティックな異世界へと変貌するのだ。今まで見た事もない