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雑学
gravireyossy.hatenablog.com
制御棒が抜けた西之島 2020年6月29日 海上保安庁の撮影した西之島画像が公開されました。ホワイトバランス等を調整し、画像のサイズは縮小してUPします。 西之島|海域火山データベース|海上保安庁 海洋情報部 昭和噴火前からある溶岩台地、埋没が懸念されていた旧島はついに溶岩流に埋まりました。 そして火砕丘は南斜面を中心とした崩壊が起こり、海岸線を南に押し戻した形になったようです。 活動は恐らく平成噴火以来最大規模。旧島が埋まった怒りを爆発させているかのようです。 いきなりですが下は火砕丘中央火口のアップ。 ダイナミックすぎる、木星かよ!(違 北方向、遠方から島全体。 噴煙黒い。火砕丘頂上が斜めになり広く開口しています。 南西より西之島旧島位置及び新しい南向き溶岩流。噴出物が日中であるというのに赤熱して写り込んでいます。 下流には鉄さび色の赤い場所があり、これはスコリア丘内部のモノと思われま
薄い雲のかかった夜の西之島だが 8/13の前回記事では、ほとんど熱活動が無かった西之島ですが、8/16の夜間撮影は雲の影響がある中の撮影となりました。 超高感度で処理すると微弱な輝きが浮かび上がってきましたので紹介します。 データは産総研のランドブラウザーから。 LandBrowser 火映表示画像を超高感度に おそらく高層のの雲がかかっていますので、B10では地表の温度の全容を伺えません。 またいつもの火映の表示処理ではB7の輝きを確認することは出来ませんでした。B6には完全に感無しです。 使用バンドはB7を超高感度にして赤~黄。B10のネガポジを青着色。画像の解像度は10m/pix。 熱源画像 使用バンドはB7を超高感度にして赤~黄。画像の解像度は10m/pix。 位置合わせ 活動が薄いので画像を強調して最近の海岸線だけあててみます。夜間画像の位置合わせはGISソフト位置から南西に28
西之島の噴火活動に決定的変化が訪れた びっくりタイトルですが、まず紹介するのは8/2に海保の観測した西之島です。 撮影は火砕丘の西側からですが、南風を受けて大量の噴煙が北方向に流れています。 しかしいやいやこれ、噴煙が茶色過ぎだよね。はた目には水蒸気っぽさが感じられない乾いた印象です。 引用は火山活動解説資料(西之島)の2017/7から。 http://www.data.jma.go.jp/svd/vois/data/tokyo/STOCK/monthly_v-act_doc/tokyo/17m07/326_17m07.pdf 久々に晴れたと思えば西之島は 久々に好天となった西之島の日中撮影です。しかしながら!火砕丘に熱源は無く、溶岩の流出および火口からの火砕物の噴出等の熱活動は、休息状態に入ったと思われました。 とりあえずパンシャープン画像。 ランドサット8のデータは産総研のランドブラウ
海から西之島を撮影 最近は海から撮影された素晴らしい画像も沢山紹介されてきました。少しずつ紹介したいと思いますが、今回は2017/7/21の明け方に佐伯克人さんの撮影された美しい西之島です。 データはこちらから。 佐伯克仁 | Facebook 西側の溶岩扇状地から湯気の立つ様が写っています。中央の火口は南南西に向かう傾斜となっているようですね。 今回は雲隠しに見舞われた西之島 さて前回の日中撮影は大事な熱活動を噴煙で隠していましたが、今回は雲、スポットで来ましたよ~熱活動域は外したモノの雲の影に入れてくれました。残念。 データはUSGSのEarthExplorerからです。 https://earthexplorer.usgs.gov/ パンシャープン画像 台風5号が東北東にあって迷走している状況の中、うねりが浜に押し寄せて海岸線は広い範囲で白くなっています。 バンドはB1青、B3緑、B
太平洋の灯台といえば西之島 夜間撮影は今回も好調、雲の影響なく西之島は撮影されたようです。 ストロンボリ火山はその活発かつ継続的な活動から地中海の灯台と呼ばれていましたが、昨今の西之島の火山活動も遜色なし、ここは灯台として名乗りを上げてもらいたい、そんな風に思っているこの頃であります。 データはUSGSのEarthExplorerからです。 https://earthexplorer.usgs.gov/ 火映の表示 活動部位は中央火砕丘の火口、そして西側の溶岩扇状地ですね。 火映は南西の雲を照らすものが見えますが、活動部位の観測には影響なしと。 画像のバンドはB10青着色、B7高感度の赤、B6緑、B5白。画像の解像度は10m/pix。 溶岩流画像 画像のバンドはB5白、B6緑、B7赤。画像の解像度は10m/pix。 サーモグラフィー画像 B10やB11の熱赤外画像の解像度は100m/pix
霞みのはしに西のしまみゆ 先行して画像のみ公開していましたが、記事としてまとめました。 ランドサット8のデータはUSGSのEarthExplorerからです。 EarthExplorer 当日の雲の様子を紹介するのに、ちょい遠景からUPします。 画像のバンドはB10青着色、B7赤、B6緑、B5白。画像の解像度は30m/pix。 高層に薄霞のような雲があり、透けて2本の噴煙と2か所の熱活動が確認できるという状況のようです。 以下いつもの拡大画像で、火映の表示からです 画像のバンドはB10青着色、B7赤、B6緑、B5白。画像の解像度は10m/pix。 西側の海岸付近に、今回最も高温と捉えたB5の白い輝きが見えます。火口付近に並ぶ3つの輝きが印象的です。高層の雲には噴煙のような火映はほぼ届いていないようです。 溶岩流の表示 夜間に肉眼視した光景に似せて高温部を処理します。 画像のバンドはB7赤、
2周年に向けて動画も来ました 西之島のお誕生日迫る中、日テレと読売テレビが飛びました。 下の日テレの動画は噴煙がモクモクしているものです。 ついついコメントを振ってしまいました。 読売テレビは噴煙の少ない時間を狙っているようでしたね。 西之島 噴火から2年 : 動画 : 読売新聞(YOMIURI ONLINE) これはエイの様なフォルムです。まだまだ動画来るかな~? 熱活動画像です さて好天だったと思う11/15夜間の西之島。久しぶりにランドサット8のB5にも感がありました。ほんのわずかですけど、南の流出口位置でしたので、今回は期待の流出口が一番高温だったと言えそうです。高感度画像から紹介します。 画像は2015/11/15夜間、ランドサット8の撮影した西之島。バンドの処理はB7高感度赤、B6緑、画像の解像度は10m/px。 高温が安定してきたかな、超高感度処理が無くても活動確認が出来る様
電子顕微鏡で見る西之島の海底地形 枝を伸ばす神経細胞を彷彿させると言われた西之島。自分もゼニゴケに似ていると言ったりしていますが、生き生きと成長するローブを見れば生命力にふさわしい何かを連想するのは自然な事ではないでしょうか。 その生命を細部まで見ようとすれば電子顕微鏡でしょう。? 電子顕微鏡の画像というのは、やたら小さいモノの凸凹やシワシワがこれでもかと表現される。ご存じ微細のモノを逃さず明瞭にするあの感じで、光学的に見えないモノなんかもばっちり確認できるわけです。 というわけでなぜか『神は細部に宿る』、今回紹介するのは電子顕微鏡で見た西之島!・・ ・・の様な画像です。 しかしこの立体感ある迫力。さすがだ電子顕微鏡! の様なカラー画像! 元図の海保の海底地形調査結果から、等深線を引き出したいと思って色々していたわけですが、偶然この画像を得ました。この処理はGIMPの「フィルター」から「輪
西之島探索に ここ最近は溶岩流が海中に到達せず、面積の拡大が起きていない西之島。 10月7日の夜間にはLandsat8の撮影もありましたが、データがほぼ同時に公開されたので、悩んだ挙句見て分かり易い昼間画像のEO-1の画像を先行してUPしていました。 そのEO-1のデータはUSGSのEarthExplorerから取得します。 ここで扱っている画像データのダウンロードには登録が必要ですが、低解像度のサンプル画像は登録なしで閲覧できます。GUIとしてはひと手間ありますが、 Search Criteriadeの地図で見たい場所をクリック。 Data Setsで見たい衛星をチェック、ここはEO-1のALIを選択。 下のResultsで結果が最新版を上にして一覧に表示される。 足マークで撮影範囲、イメージマークでサンプル画像が確認できます。 ここで天気が良かったらダウンロードして処理・・という事にし
はてなにはアンテナがある 西之島みたいな離島の調査研究には情報衛星による観測が非常に重要になるわけですが、鳴り物入りで打ち上げられた陸域観測技術衛星2号、通称「だいち2号」が撮影した西之島の画像はどこかで手に入るのかな?とずっと思っていました。 しかしこれが何のことは無い、「西之島」検索でGoogle先生に引っかかっておりましたので最近はてなアンテナに追加した次第です。 下の画像はだいち2の撮影した8/7の西之島。陰影が実にかっこいい。 気象研究所による西之島の火山観測 ALOS-2/PALSAR-2による西之島の観測 上記は気象研究所内に平成26年(2014年)に発足した火山研究部なる部活※で、お宝画像はここに有ったのでございましたよ。(※部署でしょう) このだいち2号の画像はいわゆる可視光画像ではありませんが、雲を突き抜け闇を切り裂きデータを取得できるため、噴煙や天候の影響を受けないメ
西之島の火山活動と深発地震を搦め手で みなさん日経サイエンス読んでますか? 自分は歯医者さんでたまに読む程度ですが、今回は見逃せないのであります。 日経サイエンスの11月号は「特集:大地の変動を探る」の中で「西之島噴火と巨大深発地震」を取り上げています。深発地震とは5月末のM8.1小笠原諸島西方沖地震の事で、これと西之島の火山活動を絡めて来るとは。 慌てて本屋さんに行ったらば、10月号しかない。なんとまだ発売前だった・・。 発売日は9/25です。ダッシュは調べてからにしましょうね。 講演のお知らせ 10月16日(金)には、海中海底工学フォーラム運営委員会主催の研究会の中で、「西の島」航海記 三本立ての講演が予定されています。 === 第56回海中海底工学学フォーラム === 旧日本海軍の潜水艦「伊402」の調査・撮影の報告などもあるようで、盛りだくさんです。これは行けるかなあ・・。 あの空
海底地形図の予知状況報告(その1) 先日海底地形の調査結果を予知するとしたブログをUPしましたが、西之島付近の海底地形調査の結果は未だに公開されてはいない。 7/5のFNNの報道番組に西之島の海底地形調査結果が一部写っていたらしかったのだが、動画を見つけたのでCAPした。 番組は 「真相報道 バンキシャ」2015年7月5日放送 おおーいいぞ、浅いところは美味しそうな夕張メロン色という事だ。見ると明後日の方に向かうデータもあり、図としては未完成で、測定データの補正作業の最中の様だ。しかしディスプレイに写ったこの画像は十分に美味しそう興味深い。 溶岩の流出が予想された南から東にかけての海底地形も、まだ補正が終わっていないようだが、不完全上等、色眼鏡を通して見てみようではないか。もちろん色眼鏡とは当ブログオリジナルの海底地形図(予知版)である。 今回の位置合わせは表示された西之島ではなく、海底の
測量調査中の西之島の動画が公開されました 海保が派遣した西之島の調査船「昭洋」が出航して1週間。天候の良い状況で調査船と西之島の写る動画が公開されました。 動画では中央の第7火口からの噴煙も濃いです。溶岩流出口である例のホルニトから、噴気が青く出ています。 www.yomiuri.co.jp これを見るとホルニトは意外と標高が高い位置にある。見た目通りの流出位置だとすれば、溶岩トンネルには高い圧力がかかっているのではないかな。 ところで6/30は西之島近辺でも地震もありました。 気象庁|地震情報 今度は西之島から40km位かな、震源は浅いところでM5.3とか。西之島と父島の間、小笠原トラフ側です。世の中揺れています。 解像度の高いパンクロマチック EO-1衛星の画像は久しぶりにリリースです。 ランドサット8とほぼ同様の性能を持つEO-1衛星。モノクロの高解像度画像となるパンクロマチック画像
海保から報告がありましたよ H27/6/18観測の西之島の報告書が海保から公表されました。このPDFからピックアップして画像等を紹介します。 迫力ある溶岩扇状地になりましたね。 そして溶岩流出口ですが 「火口での噴煙活動に加えて、北側にできたホルニト状の溶岩流出口からのガス放出が顕著である」 ・・ほるにと・・だと? 専門用語の様です。このような火口は西之島では第6火口がそうだったのかなと思いますが、もう埋まってしまいました。 西側からの撮影ですね、これまた綺麗な赤外線画像です。 で、久々に紹介する形状推移図。 繰り返しますが溶岩扇状地は立派に成長しました。でも喉笛浅根はそろそろいっぱいかな。 資料は下記を参照してます。 西之島の火山活動の状況(6月18日観測) http://www1.kaiho.mlit.go.jp/KIKAKU/press/2015/H270618_nisinosima
海保による西之島の海底地形調査内容が発表されました 2013年11月の噴火以来、西之島の本格的な火山活動の実態調査は行われてこなかったのですが、ついに海保が母船を出しての調査活動に乗り出しました。 以下PDFより抜粋 [海上保安庁は、6月22日から7月10日の間、当庁海洋情報部所属測量船「昭洋」および無人調査艇により、西之島周辺の海底地形等の調査を実施します。 (略)今回の調査は、海上保安庁では西之島の噴火後初めてとなる海上での調査であり、島周辺の海底地形や西之島火山の地下構造等調査で得られるデータは、火山活動状況の総合的な把握に不可欠な資料となるとともに、海上交通安全の基礎資料として活用されます。 なお、本調査には報道関係者が乗船する予定です。] http://www.kaiho.mlit.go.jp/info/kouhou/h27/k20150617/k150617-2.pdf ん、乗
海保の観測で海岸線に変化なし GWの前には海保が飛んでシュパーンとした火砕丘の山体が報告された西之島。 H27/4/27観測の記事で赤外線動画と、新しい溶岩流は黒っぽいという西之島経験則により、陸上部分の谷を溶岩が埋める様子を確認できたかと思います。 紹介する海保の動画はR1さんの編集です。 R1さんのブログ 西之島 2015/04/27: 海の中より・水中写真と立体写真 オリジナルビデオの出典: 海上保安庁HP http://www1.kaiho.mlit.go.jp/GIJUTSUKOKUSAI/kaiikiDB/kaiyo18-2.htm そしてこの海保資料からマスコミの報道もされましたが、まとめると、 2月から面積増えていない。噴出の頻度も半減し、煙も白くて青色吐息虫の息。 溶岩は海に達していて噴火活動は依然活発。4km以内やばいよ近寄んな。 ・・・まとまらない。うーん、お互いは矛
噴煙の影で時に欠ける西之島 西之島のランドサット画像は1週間に3回のデータが届くという事で、前回トライしてみたのが異なる日付の撮影から、B7の画像を集めて溶岩流の形状を知ろうという試みです。 今回は第2弾で、11/21日の撮影データが認識できなかったので、H26/11/25と11/28の2データで構成しました。 色は11/25のB7緑、B8青、11/28のB7赤です。 H26/11/25のきれいな画像でも噴煙に隠れて不足していた情報が、ちゃんと11/28のデータで補われた感じ。無理をしたかと思っていたが、この手法はまあ有効な気がする。 このような子供だましであっても、積極的に騙されてみることにしてお次は位置合わせ。 今回は図を合わせただけでなく、H26/11/28想定の海岸線を作ってみた。 なんかいい感じに海岸線が描けてて、短期的には目安になると思います。やはり海王暗礁からサメ浜沖に向かっ
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