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大けがをした娘の彼氏 - はなちゃんのみそ汁 番外篇
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大けがをした娘の彼氏 - はなちゃんのみそ汁 番外篇
立冬に入り、暦の上では冬になる。そろそろ鍋の季節だ。 胃袋は元気 娘の彼氏ねすたは、週に7日、わが家... 立冬に入り、暦の上では冬になる。そろそろ鍋の季節だ。 胃袋は元気 娘の彼氏ねすたは、週に7日、わが家でご飯を食べる。 ねすたの好きなもつ鍋の準備をしながら、娘に尋ねた。 「今夜、何時頃に来る予定?」 「来ないよ。きょう入院した」 娘によると、サッカーの練習中、地面に右手をつき、小指の第2関節を骨折したという。 その翌日、退院。ショックを受けているのか。痛いのか。 やや暗い表情でわが家にやって来た。 後遺症が残ってはいけないので、念のため手術をしたとのこと。 砕けた関節の骨をワイヤーで繋ぎ止めているそうだ。 右手は利き腕。何かと不自由だろう。 しばらくの間、部活もできない。 小指はギブスで固定され、痛々しい。厚く巻かれた包帯にうっすらと血がにじんでいた。 「お腹が減った」と言うので、もつ鍋の残りのスープで雑炊を作ってあげると、お茶碗大盛りを完食した後、バナナ1本と娘が残していた雑炊もペロリと