年末の再放送時に録画しておいた、TBS日曜劇場の『とんび』を見た。日曜劇場の作品の中でもとりわけ『とんび』は良作だとは思うけれど、現在の日曜劇場が先日最終回を迎えたばかりだったので、その質の余りの違いに愕然としてしまった。 ジャンルの違うサスペンス物とか恋愛物とか言えば評価もまた違ってくるが、たまたま今回はどちらも親子の愛を描いた作品だ。『とんび』はストレートで、いわゆる「ベタな」物語かも知れないけれど私は非常に心を打たれ、終始引き込まれ、それほど変わらない放送時間だと思うが、『とんび』を見終わった時は本当に佐藤健くん演じる作中の旭(あきら)が、赤ちゃんから父親になるまでの壮大な時間を共に過ごしたようにさえ感じた。 今季の『さよなら・・・』の方も結構素晴らしい俳優陣が出演していたのに、全体として非常に安っぽい感じになってしまったのはなぜだろう。お金も勢いもなくなったテレビ局から、いろいろ難