ありえない - 手探り、手作り

「ありえない」という言葉を「認めない」とか「許さない」という意味で使う用法がこの５年ほどで急速に一般化したような気がする。完全にぼくの印象であり、てんで的外れなことを言ってゐるかもしれないけれど、少なくともぼくはそう感じる。代表的な例を二つ示す。 立民と共産党の共闘はありえない。 芳野友子連合会長 （東京五輪）中止はありえない、無観客もありえない。 小池百合子東京都知事 この用法は新しいのではないか。手元の国語辞典の「ありえない」の項には、あるはずがない、「ありうる」の反対、と書いてある。「ありうる」の項を見ると、存在する可能性が十分ある、当然考えられる、と書いてある。上の例はこの用法とは異なる。用例.jpで「ありえない」を検索すると次のような例が出てくる。 鏡の中に死んだ人の影が現れるなんて、だれが考えてもありえないことだ。 阿刀田高『猫の事件』 あまり重要じゃないことをわざわざ羊皮紙

[daifuku-siwa-hanamaki]

ありえないって言葉が流行り始めた頃、何となく違和感を感じていました。最近ではだれもが普通に使っていますね。当初ありえないって言われたころは失礼な言い方をするなぁ～って感じていました。

[usayusadosa]

「ありえない」の使用方法、疑問に思ったこと無かったです。言われてみると自分も「認めない」という気持ちで使っています。