ひとみ(第26合科学衛星 ASTRO-H)は、JAXAが中心となって日本国内外の大学研究機関の協力のもと、地球大気圏外からX線観測装置を用いて「宇宙の成り立ちを調べる」「極限状態での物理法則を検証・解明する」ことを目的に開発・運用が進められました。しかし、打ち上げ約1ヶ月後のいよいよ本格的な観測を開始しようとした直後に不具合によって衛星自体が破壊・分解して観測不可能となり、短期間でミッションを終了することとなりました。 (1)銀河団の成長の直接観測10個程度の代表的な銀河団の運動エネルギーを測定し、銀河団の成長過程とエネルギー収支を解明。 (2)巨大ブラックホールの進化とその銀河形成に果たす役割遠巨大ブラックホールの候補天体を分光観測し、母銀河との関係を解明。 (3)ブラックホール極近傍での相対論的時空の構造の理解活動銀河中心の巨大ブラックホールの連続スペクトルを取得し、同時に輝線や吸収線