パンデミックにおいて、心停止の転機が悪かった理由は、患者が治療を控えたためであるとする研究 - 室井一辰 医療経済ジャーナリスト

パンデミックにおいて、心停止の転機が悪かった理由は、患者が治療を控えたためであるとする研究が報告されています。 心臓関連の救急要請が3割近く減少して、院外心停止の発生率が35.5％増加という結果です。 この影響が、感染が減少してからも続いたといい、院外心停止の増加率は24.8％と高止まりしていました。 治療を積極的に受けるように促すことが重要であると説明しています。 2021年6月、米国研究。 Sun C, Dyer S, Salvia J, Segal L, Levi R. Worse Cardiac Arrest Outcomes During The COVID-19 Pandemic In Boston Can Be Attributed To Patient Reluctance To Seek Care. Health Aff (Millwood). 2021 Jun;40(6