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贈る言葉
k-yahata.hatenablog.com
2年ほど前、ブログのPVが下がってきたのと、アフィでもっと稼ぎたいという下心を発動して、ブログの書き方をあれこれ模索しはじめました。 その後、詳しい人の話を聞いた方がいいだろうとココナラでコンサルを入れ、アドバイス通りフリー素材の写真を掲載したり、フォントも太字や赤などを文面に入れたり、その他細かいことも色々と試しました。 最初こそPVが上がりましたが、その後は右肩下がりで、アフィもどんどん減っていきました。 収入として当てにしているものではないのですが、ないよりはあったほうが助かります。 どうしたもんかと毎日ブログのアクセスやアフィの収入を観察していると、どうやらある結論に達しました。 前の方が明らかにPVもアフィも結果が出ていた! ブログを元に戻す そして、最近ブログをまた元に戻し始めました。 本文のフォントは標準設定の黒のみ、太字や色付けは基本しない。 写真は本文と密接に関係したもの
8月6日、小田急線車内で対馬悠介容疑者が包丁で次々と乗客を切り付け、最後にはサラダ油で放火未遂したという事件。 幸い亡くなった方はいないようですが、重軽傷を負った方は多いようです。 報道によると、対馬容疑者は幸せそうな男女を見ると殺意が芽生るようになったとか……。 女性から相手にされなかったことに恨みがあったといった情報もあります。 僕はすぐに『INCEL(インセル)やん!』と思いました。 INCELとは? INCEL(インセル)とは、Invoruntary Celibateの略で、直訳すると「望まない禁欲者」という意味の造語です。 インセル - Wikipedia 一般的な定義は、<自分が女性と性的な関係を持てないのは女性の責任だと主張する男性>です。 もう少し拡大解釈すると、<自分がモテないのは女が悪い>と考える非モテ男子というったところでしょう。 まあ、ここまでなら特に社会的に問題も
このブログで何度か小山田圭吾氏の過去のいじめ騒動に関して書きました。 k-yahata.hatenablog.com k-yahata.hatenablog.com その後もいろんなブログやYOUTUBE動画などを観ていたのですが、どうやら小山田氏のいじめ内容について紹介したブログに改ざんがあったり、誤解や曲解が一人歩きしているらしいということがわかりました。 一応ものを書く人間でもあり、「ミュージシャンなんてそんなもん」と結論付けたとはいえ、首を突っ込んだ手前ここで終わるわけにはいかないと思い、とりあえずフリマで当該雑誌をポチりました。 旬が過ぎたからか値段は思った程つり上がっていませんでした(まあ、高かったけど)。 ROCKIN' ON JAPAN 1994年1月号 出版社:(株)ロッキングオン 「血と汗と涙のコーネリアス」にて生い立ちからデビューまでを語る中で過去のいじめを告白。 全
美は黒に咲く 社会や人をざっくりと白と黒に分けるとします。 白は「いい」、黒は「悪い」というイメージです。 個人的に、こうした二元論は嫌いなのですが、今回はあえてここからはじめます。 芸術はどっちに属しているかというと、黒の方です。 なぜなら、美は得てして黒い方に咲くからです。 道徳より背徳、優等生より劣等生、秩序より無秩序、構築より破壊、平和より暴力を美は糧とします。 これは、作品においても作者においても言えることです。 美が黒に属している以上、芸術や芸術家もまた黒に属し、黒から生まれてくることは必然でしょう。 一方、社会は常に白を目指します。 背徳より道徳、劣等生より優等生、無秩序より秩序、破壊より構築、暴力より平和を社会は是とします。 ここに美と社会、芸術と社会の対立が起こります。 社会は常に美より強いので、美を時に迫害し、あるいは優遇し、コントロールしようと苦心してきました。 一方
追記:本記事が今週のはてなブログランキング(2021年7月第4週)25位にランクインしました! 今週のはてなブログランキング〔2021年7月第4週〕 - 週刊はてなブログ 小山田敬吾氏の過去のいじめ問題 オリンピック開会まで数日に迫った最中、開会式の楽曲を担当するミュージシャンの1人であるコーネリアスこと小山田圭吾氏が、過去に障害者をいじめをしていた問題を理由に担当を辞退されました。 youtu.be 小山田氏の行ったいじめについては、既に何度も炎上している上に今回全国ニュースとなり、ネットでも記事が溢れているので今更書きません。 かなり胸くそ悪いですしね。 ご本人自身は反省し、どうにか当該者と連絡を取って直接謝罪したい意向を示しています。 また、いじめ自慢の記事を掲載した出版社も謝罪文を掲載しています。 小山田圭吾氏謝罪文 東京2020オリンピック・パラリンピック大会における楽曲制作への
自粛期間中に無料公開されていたB'zのライヴ動画を観まくっていて、その中で一番よかった2013年のライブブルーレイを購入。 B'z LIVE-GYM Pleasure 2013 ENDLESS SUMMER-XXV BEST-【完全盤】 [Blu-ray] 発売日: 2014/01/29 メディア: Blu-ray 映像も音も良くて満足しています。 そこで改めて松本孝弘氏のギターについて考えていました。 なんとなくまとまったので書いておきます。 以前どこかで書いたと思いますが、松本さんのギターには徹底的にBLUESがありません。 そこを批判している人は多いと思います。 僕もずっと否定的に捉えていましたし、今も松本氏のギターを聞くと1ミリもBLUESを感じません。 しかし、ちゃんとライブ動画を観てみると、実はこれって凄いことなんじゃないかと思えてきました。 普通、人は長年何かをやっていれば円
アドリブがある程度できるようになってくると、ほとんどの人はマンネリ化します。 同じフレーズ、同じ間でいつも弾いてんな…と。 多くの人はそこで一念発起し、新しいメソッドを探し始めます。 ミュージシャンの誰それが提唱している○○メソッドならこのマンネリを打開できるだろうか? あるいは別の誰それの△△アプローチなら有効だろうか? と。 それである程度先に進める可能性もありますが、ほとんどはダメでしょう。 なぜかというと、フレーズの内容が変わっても間が変わらないからです。 ではどうすればいいのか? 横浜ギター教室では「休符を崩す」ということを教えています。 例えば、ある人が1小節弾いて1小節休んでまた1小節弾いて…という間でアドリブしているとしましょう。 これはかなりスクエアに聞こえる間です。 ロックのアドリブでも『ちょっと硬いな~』と感じるでしょうし、ジャズなら完全にNGです。 ここでフレーズそ
ここ最近、何度か「やる気」について書きました。 k-yahata.hatenablog.com k-yahata.hatenablog.com 「やる気」も含めて、気分に左右されると物事の継続が困難になります。 なぜかというと、気分というのは常にコロコロと変わりコントロールが難しいからです。 そんなものに従ってしまうと何も続けられなくなります。 気分→行動というルーティンを持っていると、いいときはいいけど、ほんのちょっと気分が重くなったり、やる気が出ないだけで継続が中断されてしまいます。 合気道の達人・東平光一先生は「心が身体を動かす」と説かれていたと本で読みました。 読んで字のごとく、心が動けばそれに従って身体がついてくるということでしょう。 しかし、これは現代ではもう古いと僕は思います。 なぜなら、現代には心を惑わせるものが多すぎるからです。 ギターを練習するにしてもありとあらゆる情報
先日、レッスンのためにとある曲をYOUTUBEで調べていたら、「お!」と思える歌手がいたので、とりあえず登録しておき、後で聞いてみることにしました。 佐野仁美さんという方で、最初はYoutuberの方かなと思ったらプロの歌手でした。 サイトはこちら。 sanohitomi.com 関西で活動されている方のようです。 細かいことはさておき、彼女の歌の何が凄いのかを以下解説します。 1、歌詞の理解が深い 僕がヴォーカルレッスンで唯一教えていることが、歌詞を理解するということです。 歌詞をしっかりと読み込み、咀嚼して自分のものにすることで歌が伝わるようになる、というのが持論です。 佐野さんはそこが徹底しているのではないかと思えます。 というのは、佐野さんの歌を聴いていると、情景がとてもクリアに見えてきます。 風景や、感情、動きなどが目に見えるので聴いていて厭きません。 特に驚いたのは、季節の表現
ランキング参加中音楽 ギターのレビューで必ずといっていいほど出てくる言葉に「レンジ」があります。 一般的にこの「レンジ」が広い方がいいギターだという文脈で使われています。 また、これは「鳴り」のような日本独特の謎の言葉ではなく、海外のレビューでもよく聞くので、「レンジ」はギターの善し悪しを判断する世界的な基準といってもいいでしょう。 ではレンジの意味を調べてみましょう。 この場合は2で問題ないでしょう。 和製英語で使っている意味と同じです。 だから海外のギターレビューで使われる「range」と日本でのそれが同じになっているのでしょう。 レンジ=幅、範囲だと分かりました。 じゃあ何の幅、範囲が広い/狭いのか? 答えは周波数です。 キンキンした音がハイ、ズーンと腹に響くのがローです(音程の高い低いではありません)。 この幅、範囲が広いと「レンジが広い」ということになります。 さて、最近とくに気
緊急事態宣言に合わせて様々なアーティストがライブ映像などを無料公開していますが、B'zもやっているのを発見し、観てみました。 動画はこちらのチャンネルから。 5月末まで無料のようです。 www.youtube.com 近年のものを観て、まずサウンドに驚きました。 アリーナクラスでここまでいい音が出せるアーティストはそうそういないと思います。 しかもYOUTUBEでもめちゃくちゃいい音してる… 松本さんのギターも太くて抜けていて、ただただ格好いいです。 それと、グルーヴ! 打ち込み時代は別として、昔のB'zってそこまでグルーヴのある音楽って感じはしなかったんですが、外人のサポートを入れてから変わったんでしょうか? 個人的に好きなのはシェーンのドラムですね。 シェーン・ガラース - Wikipedia 02年から17年間B'zのドラマーを担当。 カナダ人のドラマーで、イングヴェイやマイケルシェ
横浜ギター教室では歌のレッスンも行っています。 といってもヴォイトレのようなものではなく、歌がいいかどうか、聴けるかどうかをリスナー視点で僕が聴き、改善点を模索するというものです。 ですから上手くなるというよりは、聴ける歌になるかどうかがポイントです。 生徒さんの歌からは、だいたいいつも違和感を感じます。 なんでこの歌を歌ってるの? この歌本当に好きなの? 何の歌か分かってるのかな? 僕に何を表現してるんだろう?? などなど。 それを直接伝え、その後ディスカッションしていくことで歌に違和感を感じる原因を探ります。 最近では歌が伝わらない理由がだいたい分かってきました。 それは、歌詞の理解度が著しく低いからです。 「歌詞を読み込む」という言葉は一度は聞いたことがあると思いますが、では実際どういうことか? というと、明確に答えられる人はあまりいないと思います。 どちらかというと文学的な技術にな
4月7日、政府が緊急事態宣言を行い、全国7都府県で5月6日まで外出自粛要請が出されました。 インドア派の人はどこ吹く風でしょうが、外が好きな人には地獄でしょう。 とはいえしょうがないので、こんなときだからこそ普段読まない文学作品にチャレンジしてみてはどうでしょうか? それも、重いやつw ということで、以下僕がおすすめする名作文学をご紹介します。 赤と黒 スタンダール 赤と黒(上) (新潮文庫) 作者:スタンダール 発売日: 1957/02/27 メディア: 文庫 赤と黒(下) (新潮文庫) 作者:スタンダール 発売日: 1958/05/22 メディア: 文庫 1830年刊行、フランス文学の金字塔。 記憶力と美貌が取り柄の虐待サバイバーが女を騙してのし上がっていく話。 フランス文学の特徴としては、 巧みな心理描写 女を不幸にしてもてあそぶ というのがありますが、その辺の走りみたいなもんでしょ
関西と横浜で長年ギターレッスンを行ってきて、人間とはつくずく不条理な存在であるということが身にしみて分かります。 といってもそんなに深刻な話ではなく、「分かっちゃいるけどできない」というレベルの話ですが。 例えば何かを習得したいとします。 練習方法は既に理解している。 とすると、あとはそれを練習するだけです。 また、その練習を1時間よりも2時間、1日よりも2日…と継続した方が上達につながるということも分かっています。 分かっている…けどほとんどの人はそれができません。 なぜできないのか? それはもう、人間だからとしか言えないのでしょう。 これは講師あるあるなのですが、一定の生徒さんはなぜか教えたことと違うことをやってきます。 もちろんそういった人には改めて教えた通りにやってくださいと伝えます。 でもまた自分のやり方でやってきます。 そしてそれがなぜダメなのかを丁寧に説明し、教えた通りにやっ
現代ではバズやSEO評価を狙ったコンテンツの創作、パフォーマンスが当たり前とされています。 もちろん僕もSEO評価を気にしてこのブログを書いています。 ただし、あんまり狙いすぎないようにはしています。 特に教則本に関してはその辺は一切考えていません。 なぜかというと、受け手は作り手の狙いを簡単に見抜くからです。 これまでライブや本の執筆などをしてきて、読者やリスナーがどれだけ敏感にこちらの意図を察するかということを思い知らされてきました。 会ったこともない人から創作時のこちらの感情や心の動きまでピタリと言い当てられたこともあります。 また逆に、何かを観たり聴いたりして、作り手やパフォーマーの創作態度や感情がこちらに写ってきたことも何度もあります(それは年々鋭くなっています)。 受け手は作っているあなたが想像する何百倍も敏感に、そして深く察することができます。 それを重々承知して創作やパフォ
いつも耳にするあの曲。 でも誰が作ったかわからないことって多いですよね。 今回はそんな曲を集めてみました。 M-1の出囃子 M-1グランプリで漫才師が登場する際の音楽。 ファットボーイ・スリムというイギリスのDJが作曲した「Because We Can」という曲です。 「エセガンガンガンガン」と聞こえるのは「Because we can can can can」と言ってるんですね。 www.youtube.com The Greatest Hits アーティスト:Fatboy Slim 発売日: 2006/06/19 メディア: CD 吉本新喜劇のテーマ レオ・ウッド(1882ー1929)というアメリカ人作曲家が1918年(大正7年)に作曲したもの。 いわゆるディキシーランド・ジャズにあたります。 音源はピー・ウィー・ハントというトロンボーン奏者が1954年にリリースした「Swingin'
横浜ギター教室では基本的に機材についてはあんまり話しません。 正確に言えば、サウンドを機材のせいにしないと言った方がいいでしょう。 サウンドが悪ければピッキングとフィンガリングを徹底的に見直します。 そして、それらが整ってくると見違えるほど音がよくなります。 音質もそうですし、抜けやダイナミクスも変わってきます。 また、今自分が使っているギターの本来の音が出てきます。 エレキギターは機材が豊富なので、ついサウンドに問題があると機材に答えを求めてしまいます。 あのギターを使ったらこんな音になるんじゃないか、あのアンプにすればもっとこんな音が出るんじゃないか…… そうして無理して機材を変えてみたものの本質的には何も変わらなかった……という経験は誰でも一度はあるでしょう。 そこで、「この機材じゃなかったのか…」とまた次の機材を買って……と機材沼にはまっていくともう地獄です。 出費だけがかさんで答
僕は何かをするときに、まず最悪の状況を想定します。 もちろんいいことも考えますが、やる気があって仲間がいてお金も人も集まって、その上社会がちゃんと回っているときはまあ何しても上手くいくでしょう。 だからいいときのことはあんまり考えません。 大事なのはそうでないときです。 やる気が出ない、仲間も去っていった、資金もない、その上社会が不安定……、それでもぎりぎり生き延びるためにはどうすればいいか? 横浜でギター教室を開講したときはリーマンショックから数年、東日本大震災から半年ちょっとだったので、確かそういったことを考えていた記憶があります。 最悪の状況でもぎりぎり生き延びるというとなんだか大げさに聞こえますが、要はリスクヘッジをしっかり取るということです。 単純に、 ・大手に頼らない ・ひとつのことに依存しない ・事業を拡大しすぎない ・できるだけ一人で出来ることを仕事にする こんな感じでやっ
先日椎名林檎率いる東京事変が、コロナウイルス感染拡大における政府のイベント自粛要請下において、ライブを決行しました。 そのことについて僕はこちらで批判しました。 k-yahata.hatenablog.com 記事には253ブックマークが付き(3月9日現在)、様々な意見が飛び交っていたようです。 その結果、2020年3月第一週の「今週のはてなブログランキング」第14位になっていました。 blog.hatenablog.com さて、そんな中「たぶんこういう意見出るだろうなー」と思っていたのが、『アーティストは反抗してなんぼ』みたいなやつ。 いくつか出ていたようです。 実はこれについても記事の中で織り込み済みなので説明する必要はないんですが、せかっくなので書いておきます。 結論から言うと、アーティストが反抗できるのも社会のおかげです。 政府が機能していて、治安がそれなりに守られていて、インフ
新型コロナウイルスの拡散が拡大する中、2月26日、政府は2週間程度イベントの中止、延期を要請しました。 その直後(当日)から相次いでイベントがキャンセル、あるいは無観客開催するなどの対応がなされてきました。 そんな中、2月29日に椎名林檎率いる東京事変が東京にて復活ライブを決行しました。 www.j-cast.com また、演出家の野田秀樹氏は公演開催を望む意見書を公開しました(リンク文末参照)。 これ(東京事変ライブ強行)について自分なりに色々考えてみましたが、やはり中止すべきだったという結論に至りました。 なぜそう考えたのかをここに記しておきます。 ちなみに、ちょっと込み入ってるので先にまとめておきます。 本記事まとめ アーティスト活動は社会が健全だから行える。 今その社会が新型コロナウイルスにより機能低下している。 健全な社会の恩恵を被ってきたアーティストが、社会機能をさらに低下させ
継続についてずっと書いてきていますが、じゃあギター以外で大してやる気も出さず、目標もなく、だらだらと続けて成果がでたものってあったっけなと考えてみたら、ちょうどいいのがありました。 古文書です。 僕はちょうど10年ぐらい前から古文書を勉強しはじめました。 きっかけはありません。 ただなんとなく読めたら面白そうだなと思ったので(元々古典文学や歴史は好きだった)。 目標もなく、適当にテキストを買って読んだり読まなかったり、しばらく放置したりまたやってみたりして、気がついたら10年経ち、腰越状がどうにか読めるようになっていました。 これです(義経が頼朝に宛てた手紙)。 ちなみに原本のアーカイブはAmazonで100円で売ってます。 今川腰越状 全 作者:不明 発売日: 2014/01/31 メディア: Kindle版 腰越状は漢文の素養が要るんですが、漢文は李白とか岩波の荘子を読んでたらなんとな
何事も継続しないと意味がありません。 そこで、継続するための方法論や心構えなどがあり、それらを実践している人も多いと思います。 ただ、一口に継続といっても、短期と長期では取り組み方が正反対となり、一方で有効な方法論が他方では全く無意味となることがあります。 ちなみに、短期とはだいたい5年以内で結果が見えるもの、長期はそれ以上で特に結果らしい結果が見えない、あるいは変化していくものです。 短期継続は気持ちでどうにかなります。 やる気、気合い、根性、モチベーション、メンタル……言い方は何でも構いません。 その気持ちが続くのが最長で5年ぐらいだと思います。 その5年以内にはっきりとした目標を定めることで気持ちをコントロールすることもできるでしょう。 また、短期継続には仲間や応援してくれる人の存在も力になります。 友達、ライバル、親、恋人、ファンなど、応援してくれる誰かがいるから頑張れるという状態
最近、堀江貴文氏のYOUTUBEチャンネルをよく見ています。 起業を目指す若い子の質問に堀江氏が辛辣なコメントをする一種のエンタメとして非常に面白いのですが、質問のほとんどが「失敗したくない」という文脈で書かれてあって考えさせられます。 というか、なんでそこまで失敗したくないのか僕にはわかりません。 そもそも失敗というのは単なるデータに過ぎません。 そして、そのデータを取るために行動しているので、ある意味失敗するために行動していると言ってもいいでしょう。 例えば僕は2015年からピッキング研究をはじめましたが、ある程度方針が見えてくると、わざと間違っているであろうピッキングを一生懸命練習していました。 なぜそんなことをするのかというと、このピッキングを練習したときにどうなるのかというデータが欲しいからです。 結局そのピッキングをしていたら腱鞘炎一歩手前まで腕が疲労したので、そこで「はい、こ
人は何かを成し遂げるために強さを求めます。 腕力、体力、知力、経済力、コミュニケーション力、人脈、知名度、全て「強さ」といっていいでしょう。 それらのひとつ、あるいは複数を身につけ、その強さを武器に目標を達成しようと努力したり、困難に立ち向かったり、人生を謳歌しようとします。 これらが悪いことだとは思いませんが、合理的だとも思えません。 なぜかというと、強さは必ず衰えるからです。 一番分かりやすいのは肉体的な強さでしょう。 筋力や体力は年齢と共に簡単に衰えます。 また、絶頂期にあったとしても、病気にでもかかればその間は一時的にせよかなり衰えます。 経済力も一生続くということは考えにくいし、人脈(友情)もほんのちょっと何かあっただけで崩れるようなはかないものです。 「強さ」とは脆弱で一時的な現象にすぎません。 それに頼ると必ず滅びる(盛者必衰)というのは日本古典文学の主題としてあまりにも有名
2019年に「お金を払って何かを教える」というのが一瞬流行りましたよね? 覚えている人いますか? 事の発端はサッカー選手の本田圭佑選手のツイートからだったと思います。 www.msn.com 5月にこうした記事があるので、4月か5月あたりの出来事だったのでしょう。 その後、長友選手も同じツイートをされました。 他にも真似した人もいたような気がします。 確かこの流れの仕掛け人が編集者の箕輪氏だったような気がしますが。 これらはネットで拡散され、『これが新しい伝承のかたちだ!」と喧伝されていたのを覚えています。 個人的には心底気持ち悪く、虫酸が走る思いをしたので、そういった形でしばらく記憶に残っていましたが、ふと気がつけば2019年秋頃にはもう完全に廃れていたようです。 結局、セレブの暇つぶしでした。 【広告】(記事続く) 何が嫌かというと、単純に講師業の生活基盤を壊しに来られると迷惑だという
ミュージシャンや漫画家、ダンサーなど何かを目指している人にとって、関わるだけ無駄な人種が存在します。 反面教師になるならまだましですが、無駄な付き合いで貴重な時間を浪費し、そのせいで目標が遠のいてしまうことが多々あります。 以下、付き合うだけ無駄な人種をご紹介しておきますので、参考にしてください。 ちなみにこの場合の「付き合う」は、家族、友達、恋人、仲間、バンドやチームメンバーなど広い意味となります。 すぐに茶化す人 話をすぐに茶化す人は、だいたい何をやっても一人前になれません。 そういう人は、本質的な話をすると自分に中身がないのがバレるから、すぐに話を茶化して軽い笑いにし、誤魔化すのです。 もちろん冗談を言ったり場を和ませるのはいいことですが、それで何かをはぐらかしている場合はNGです。 なぜかこいつと話していると本質的な話ができないという場合、要注意です。 何かをはじめたばっかりの頃は
「やる気」について第三弾。 過去の記事はこちら。 k-yahata.hatenablog.com k-yahata.hatenablog.com 誰でも、やる気のある人が好きです。 特にリーダーや指導者はやる気のある人が大好物です。 自分の言うことに人がハキハキと従う姿を見ていると脳内物質か何かが出るんでしょう。 また、我々は皆そういった指導者の性質を知っています。 そこでやる気の政治利用が生まれます。 やる気を見せれば気に入ってもらえる、信用され、ポストを与えられる、良い思いができる……。 賢い子なら小学生でもうそうしたテクニックを持っています。 昔、友達でやる気を見せる天才がいました。 大人は彼を一目で気に入り、バイトの面接なども全て一発合格、「すごい新人が入ってきた!」と噂になるほどです。 しかし実際は何をやっても1ヶ月も持ちません。 勉強も習い事も趣味も全て同じです。 そうして大人
物事は継続することが大事です。 では何かを継続するためにどうすればいいか? と考えて、多くの人はやる気に着目します。 やる気を出せれば何かを継続するなんて簡単、努力も苦じゃなくなるし、楽しくなってくるはず、だからやる気を出そう! やる気が出ない人はまずやる気になるための方法論から探そう! ……はい、こんなことをやってるから中途半端なところでやめてしまうんです。 「やる気」を出せば何でもできるという考え方は、「やる気」は永遠に枯れない、枯れてもまたすぐに燃やせるという前提の元に成り立っています。 もちろんこれは間違っています。 やる気なんてものはいとも簡単に消えてなくなります。 また、出そうと思ってもなかなか思い通りに出てくれません。 仮に出てくれたとしても、また思いも寄らないタイミングで枯れていき、すぐ消えてしまいます。 まず、このやる気の脆弱性をきちんと認識しましょう。 仮にやる気に頼っ
ギター教室で教えていると必ず考えるのが、褒めて伸ばすか叱って伸ばすかという問題。 僕ももちろんこれをずっと考えてきて、どっちも実践したことがあります。 結論から言うと、どっちも正解でもNGでもなく、どうでもいいことです。 褒めて伸ばす/叱って伸ばすという二元論自体に意味がないということです。 褒めて伸ばす派は、人は誰でも褒められると嬉しい、だからもっと褒められようと頑張るので伸びるという理屈。 こちらは、叱られると萎縮してやる気がなくなったり、叱られないためにやろうとするからダメだと言います。 叱って伸ばす派は、叱られる(ダメ出しされる)ことで自分の欠点を発見でき、自分がまだ伸びしろがあることを知ることができるので伸びるという理屈です。 こちらは、褒められると人はそこで満足し停滞するからダメになるとも言います。 どちらにも言えることは、あまりにも人間を知らない、人間を軽く見過ぎているという
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