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第41話 赦し - ルチルクォーツの戴冠(エノキスルメ) - カクヨム
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第41話 赦し - ルチルクォーツの戴冠(エノキスルメ) - カクヨム
王国暦七十七年の十月八日。国境防衛に残った者を除く、ハーゼンヴェリア王家の軍勢が王都ユーゼルハイ... 王国暦七十七年の十月八日。国境防衛に残った者を除く、ハーゼンヴェリア王家の軍勢が王都ユーゼルハイムへと帰還した。 三倍を超えるガレド大帝国を相手に、まさかの完全勝利。その報せは既に国内各地に届けられていた。救国の英雄の凱旋を一目見ようと、王都には周辺の都市や村からも臣民が集まった。 彼らの大歓声を受けながら、スレインたちは大通りを進み、王城へ。門の前で徴募兵たちを解散させて城内に入ると、そこで王太子の帰還を出迎えたのは、王家の臣下と王城の使用人たちだった。その先頭には王国宰相セルゲイがいた。 臣下と使用人が一斉に礼をする中で、セルゲイはスレインの方へと進み出る。 「スレイン・ハーゼンヴェリア王太子殿下。ご無事でのご帰還、何よりにございます。そして此度の帝国との戦いにおける大勝利を、我ら一同、心よりお慶び申し上げます」 いつものように鋭く、老齢であることをまったく感じさせない力強い声で言った