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第11回 〈民の声〉は「神の声」か? | ロベスピエール 民主主義の殉教者 | 高山裕二 | 連載 | 考える人 | 新潮社
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第11回 〈民の声〉は「神の声」か? | ロベスピエール 民主主義の殉教者 | 高山裕二 | 連載 | 考える人 | 新潮社
共和国の誕生 1792年9月初旬、国民公会議員を選出する普通選挙が実施された。投票権は21歳男子に限られ... 共和国の誕生 1792年9月初旬、国民公会議員を選出する普通選挙が実施された。投票権は21歳男子に限られ、家内奉公人や無収入の者には与えられなかったが、それでも、従来の能動国民と受動国民という区別=差別が初めて撤廃された選挙の実施だった。その意味で、ロベスピエールが訴え続けてきた人民主権=民主主義がひとつ実現されたことになる。 とはいえ、投票率は10%に満たず、有権者の約750万人中、投票したのは70万人程度だった。その理由としては、2段階選挙という制度の複雑さのほか、ちょうど農家の収穫期にあたっていたとか、戦争に従事する者が多かったとか、諸々の理由は挙げられるが、いずれにせよ、誕生したばかりの近代民主主義は初めから多くの難問を抱えていたことだけは確かである。 ロベスピエールは、パリで(これまで一番人気だった)市長ペティヨンを破って1位当選を果たした。2位は、コルドリエ・クラブの指導者、ジ