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佐賀インターハイ | 東京暮色
上の子が出場していた佐賀インターハイが終わった。応援に行っていた嫁さんからメールをもらったが結果... 上の子が出場していた佐賀インターハイが終わった。応援に行っていた嫁さんからメールをもらったが結果は走り高跳びは4位、三段跳びは予選落ち。期待した成績は残せず終わり、昨日の夜に神戸に戻ってきた。電話で話した本人も力不足を自覚しており、慰めや励ましをするわけではないがしばらくは競技のことは考えずに過ごせばいいのではないかと話す。 受話器を置いた後、何十年前になるだろう、上の子が今体験している同じ高3の夏休み、私はだた広いだけの田舎の座敷に寝転んで庄司薫の「赤頭巾ちゃん気をつけて 」を読んでいたことを思い出す。小説の中の主人公の都会とそこに登場する人たちの明るさにあこがれていたこと。受験を控えながら、勉強する気にもなれず、かといってやりたいこともなく、悶々としながら過ごす暑い夏。閉塞感というのか、晴れない気持ちというのか、妙に胸につかえるような気分がいつまで続くのだろうと思って過ごしていたが、そ