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「緑色の坂の道」vol.6430
大師のデミオ 3. ■ それから数日が過ぎる。 二日酔いで一日半程どうにもならなかった。 酒の種類のせい... 大師のデミオ 3. ■ それから数日が過ぎる。 二日酔いで一日半程どうにもならなかった。 酒の種類のせいかとも思う。 ■ 夜半、ゆっくりした所用があり横羽線に乗った。 羽田トンネルというのは首都圏の人間には馴染み深いものだが、可変式のオービスが点在し昔のように速度を出しているとすぐに捕まる。 思うところあって、料金所近くのパークに入れた。 青いプラスチックのベンチがあり、その横に灰皿がある。 20代半ば過ぎだろうカップルが立っていて、女性の方はサンダルに薄物である。 どこか平たい腰つきから、既婚者だろうかと思われた。 彼の古いデミオで出ていく。