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【通りすがりの怪談】怪其之二十三 ~監獄~ - 通りすがりの〇〇なホラーブログ
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【通りすがりの怪談】怪其之二十三 ~監獄~ - 通りすがりの〇〇なホラーブログ
怪談 ~監獄~ 手を離すと、後ろで鉄が重く軋む音がして今まさに通り抜けてきたばかりの扉が閉る。 扉が... 怪談 ~監獄~ 手を離すと、後ろで鉄が重く軋む音がして今まさに通り抜けてきたばかりの扉が閉る。 扉が閉まりきるときに金属がぶつかる甲高い嫌な音が鳴り響く。もう幾度となく聞いている音だが、その瞬間にはいまだに体がピクっと反応してしまう。 扉の方を振り返ると、扉の上部にある覗き窓からこちらを見る看守の顔が見える。 その看守の顔はまったくの無表情で、いつ見てもゾッとする。いつもなるべく見ないようにはしているが、毎日会わざるをえないため、どうしてもその表情のない顔を見てしまう。 不快な気持ちを抑えつつ、私は前に向き直った。 目の前には青白い明かりに照らされた通路が長く奥まで伸びている。通路の突き当たりまでは30mくらいはあるだろうか。 通路の全ての床と壁が白一色に整えられているが飾り気は一切ない。ひどく殺風景な印象だが、ここは死刑囚がいる監獄なのだからそれも当然かもしれない。 その通路の両側には等