ミクロネシアの薫風。「ぶたぶたくんのおかいもの」土方久功 著 - まず米、そして野菜

まず、表紙を見てほしいわけです。だだ漏れる味わいを見てほしい。リアルな顔とデフォルメされた胴体がアンバランスな豚を、大胆なんだか弱々しいんだか分からないヘロヘロの題字を見てほしい。買い物かごの中のほがらかな人面の物体（パンです。「かおつきぱん」といいます）を見てほしい。私はもう、このへんのひとつひとつに、のっけから惹かれてやまないわけです。 ぶたぶたくんのおかいもの 作者: 土方久功 出版社/メーカー: 福音館書店 発売日: 1985/02/28 メディア: 単行本 クリック: 26回 この商品を含むブログ (31件) を見る ぶたぶたくんは、歩くときに「ぶたぶた、ぶたぶた」というので「ぶたぶたくん」と呼ばれています。ぶたぶたと口に出してみてほしい。この妙な気持ち良さを感じてほしい。私とコハシも「ぶたぶた、ぶたぶた」と言ってしまう。ぶたぶたくんはぶたぶたくんという呼び名が定着しすぎて、母親

[kubohashi]

絵本ブログ書きました。『ぶたぶたくんのおかいもの』はいいぞということを暑苦しく書きましたので、みんなも『ぶたぶたくんのおかいもの』を読めばいいと思います。

[kamezo]

知らない絵本なのに、なんだか目に浮かぶようだ／中島敦がからんでくるとは（私の名前は彼からとられたものだし、私も一時「キビトン」と名乗っていたしｗ）。

[pollyanna]

「この妙な気持ち良さ」は窪橋の文章にもいつもあるよね。