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おみそ汁
ls35a.hatenadiary.com
せいぜい数ヶ月で聴き捨てられるのが流行歌の宿命ですが、大瀧詠一がそういった一切を忖度せずに - ついでに予算も忖度せずに - 全力を注いだのがアルバム『風立ちぬ』でした。それは松本隆も同様で、とても流行歌とは思えないほどに磨かれた歌詞を提供しています。 例えば、2曲目の「ガラスの入江」は、最小の語数に最大の情報が詰め込まれていて、まさに一編の短編映画を見るかのよう。野暮を承知で説明します。 この曲はまず控えめなギターの和音と聖子ちゃんのモノローグで始まります。こういったヴァースから始まる(古くさい形式の)曲は’80年代でも珍しかったと思いますが、聖子ソングには他にも「瞳はダイアモンド」や「天使のウインク」がありますね。ハモンドオルガンの短い序奏のあと本編に入ります。 ♪ 晴れた空を映した小さな入江 裸足になればまだ切れるほど冷たい♪ 季節は春、青い水を湛えた海岸、彼女は愚かなことと知りつつ
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