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土記:スーパードナー=青野由利 - 毎日新聞
<do−ki> 「私の判断は適切だったと思う人はどうぞ手を挙げて」「では、厳し過ぎたと思う人」。今... <do−ki> 「私の判断は適切だったと思う人はどうぞ手を挙げて」「では、厳し過ぎたと思う人」。今春、京都で開かれた国際学会。京都大の山中伸弥さんが大会場を埋める国内外の科学者にたずねていた。 ここでいう「判断」は、iPS細胞を使った臨床研究の2例目に待ったをかけたこと。1例目は一昨年、理化学研究所チームが本人のiPS細胞から作った目の網膜を患者に移植した。6例目まで行う計画だったが、2例目で患者のiPS細胞に遺伝子変異が見つかり、中断した。 この細胞の遺伝子解析をしたのが山中さんの研究所。「移植は見合わせた方がいい」と助言したのが山中さんだ。リスクをどう判断するか。学会でたずねるくらいだから、ジレンマだったのだろう。 この記事は有料記事です。 残り684文字(全文998文字)