2週間の急ごしらえ 目新しさに欠けた提言 新しい資本主義会議 | 毎日新聞

新しい資本主義実現会議で発言する岸田文雄首相（左）。左から2人目は山際大志郎経済再生担当相＝首相官邸で2021年11月8日午後6時13分、竹内幹撮影 政府の「新しい資本主義実現会議」は8日、経済対策に向けた緊急提言をまとめた。岸田政権が重視する分配戦略では、賃上げした企業に対する減税措置「賃上げ税制」の抜本強化について年末に結論を出すことを求めるなど踏み込んだ部分もあった。しかし、わずか2週間の急ごしらえだったこともあり、成長戦略は菅義偉前政権から続くメニューも多く目新しさを感じさせるものは少なかった。 緊急提言は、与党が衆院選で主張した公約やこれまで政府が進めてきた成長戦略の継続を中心とする内容となった。そうした中でも「成長と分配の好循環を実現するための鍵は賃上げ」とし、経済成長によって分配の原資を稼ぎ、賃金を引き上げて分厚い中間層を構築して、さらなる成長につなげる青写真を描いた。 従来

[deep_one]

「経済成長によって分配の原資を稼ぎ」だから「分配なくして成長なし」じゃないのかと。／「19日にも閣議決定する」それじゃ抜本的改革にはならんだろ。改革したふりじゃなくて改革しろ。