エドモン・ロスタンの戯曲『シラノ・ド・ベルジュラック』は、男のロマンみたいなところがある。 容姿に恵まれない主人公の恋が実る話だからだ。でも、そんな「ありがちの話」と思ってもらっては、困る。シラノ・ド・ベルジュラックの内面は本当にかっこいいのだ。やっぱり、この作品はものすごい名作だ。 『シラノ・ド・ベルジュラック』あらすじ 『シラノ・ド・ベルジュラック』感想 外面の愛から内面の愛へ 「入れ替わり」の発覚 シラノ・ド・ベルジュラックという男 おわりに 『シラノ・ド・ベルジュラック』を無料で試し読みする 『シラノ・ド・ベルジュラック』あらすじ 主人公シラノ・ド・ベルジュラックは、容姿に恵まれず(鼻が大きい)、女性からはとことんモテない男だったが、剣術の達人で、さらに詩人としても一流の文武に秀でた男で人望は厚かった。 (ちなみに、シラノ・ド・ベルジュラックは、実在した同名の剣豪作家をモデルにして