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プラトン梟『コンカツ(上)』 - はてなブログ大学文学部
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プラトン梟『コンカツ(上)』 - はてなブログ大学文学部
プラトン梟対話篇『コンカツ』 第一篇 夏の恋とは何か 昨日の夕方、私はソクラテスとともに、アテナイ... プラトン梟対話篇『コンカツ』 第一篇 夏の恋とは何か 昨日の夕方、私はソクラテスとともに、アテナイの北門近くを歩いていた。 季節は夏であった。日中の熱がまだ石畳に残り、人々は酒場や浴場へ向かっていた。私は家へ帰るつもりであったが、ソクラテスは市場の外れに立てられた大きな看板の前で足を止めた。 看板には、赤い衣をまとった男女が描かれていた。 二人は海辺らしき場所で向かい合い、その後ろには花火が上がっていた。男も女も、互いを見つめながら、まだ何も失っていない者だけが見せる幸福そうな顔をしていた。 絵の上には、大きな文字があった。 真夏の運命祭 ――この夏、最後の恋を始めよう。 ソクラテスは長いあいだ、それを見ていた。 「プラトンよ」 「何でしょう」 「私は恋について何も知らないのだが、恋には最後というものがあるのだろうか」 「最後の恋というのは、その恋のあとに別の恋をしないという意味ではないで

