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何気ないポスターの前で号泣した、あの日のこと。|鈴木美穂|note
それは、遡ること今から11年前、2008年10月のことでした。 その年の5月に乳がんを告知され、日本テレビ... それは、遡ること今から11年前、2008年10月のことでした。 その年の5月に乳がんを告知され、日本テレビでの報道記者の仕事を休職して通院していたわたしは、ある一つのポスターを目にしました。 「乳がんは、早期発見すれば治る病気です」 「大切ないのち、無駄にしないで」 乳がん検診の大切さを訴えるピンクリボンのポスター。 自分が乳がんにならなければ何も深いことは感じなかったであろう何気ないポスターの前で、私の心は凍りつきました。 わたしは早期発見はできなかった。早期発見どころかステージ3の乳がんだから、もう治る見込みはないんだ… いのちを無駄にしているつもりなんてなかったのに… 早期発見できなかった自分がいのちを無駄にしたと責められているように感じて、駅なのに、溢れる涙を止められませんでした。 その帰り、たまたま通院していた病院の近くにあった東京タワーがピンクに輝いているのを見て、「あれは、私
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2019/12/02 リンク