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恋愛小説|くまざわさとみ
パソコンのデータを整理していたら、中学生のときにこっそり書いた恋愛小説が出てきた。冒頭の数文字を... パソコンのデータを整理していたら、中学生のときにこっそり書いた恋愛小説が出てきた。冒頭の数文字を読んだだけで、大長編の物語が当時の思い出したくない記憶と共に急速に蘇ってくる。それをゴミ箱にドラッグするかほんの少し躊躇ったところを、隣でテレビを見ていた建一はすかさず気づいた。 「これ、ミズキが書いたの?」 建一は興味津々で、私の太腿に乗せたノートパソコンに顔を近づける。私は全力で彼の体を押し返した。 「だめ。絶対読ませないから」 「どうして」 「大昔に書いたやつだから。恥ずかしいの」 私はそう言うと、パソコンの画面を乱暴に閉じてしまう。こうすれば自動的にロックがかかるから、パスワードを入れない限り立ち上げることもできない。建一はつまらなさそうに唇をとがらせて、ソファに背中をもたれかける。 「他の小説は見せてくれるじゃん」 「それはいいの。ネットで読めるわけだし」 最近書いたものはすべて、作家