ゆでたまごは、美しい人の美しい話なのか｜岸田奈美｜NamiKishida

向田邦子さんのエッセイ「ゆでたまご」が、SNSで話題になっていた。嬉しい。声が裏返った。 好きで好きで好きすぎるがゆえに、SNS上の反応ではまだ誰も書いていない感情がわたしのなかにあるので、いてもたってもいられず、恥も外聞もなく乗っかってみる。あとから恥ずかしくなってくると思うので、気が済んだらこのページは跡形もなく爆散する。 ゆでたまごは、向田邦子さんが「愛」について語る、文庫なら3ページに満たないエッセイだ。 「男どき女どき」に収録されているので、詳しくはおのおの手にとってほしい。 ざっとしたあらすじは、 小学校四年生の向田さんのクラスには、片足と片目の悪い“I”という子どもがいた。秋の遠足で、Iさんの母親が「これみんなで」と風呂敷と古新聞に包んだ大量のゆで卵を向田さんに押しつけ、向田さんはひるんだが、断ることができず受けとった。母親は歩いていくIの背中を見守っていた。運動会の徒競走で

[shidho]

向田邦子は戦前の生まれ、小学4年くらいなら開戦1、2年前くらい。

[DOKCN]

向田邦子の話は心をえぐられるものが多い。

[anmin7]

へのつっぱりはいかんですよ

[lotusland]

“美しく見える衝動に一抹の「どうしようもなさ」「みっともなさ」があると、わたしはなぜか嬉しくなる”

[totoronoki]

おせっかいや迷惑であったり、礼儀が無かったとしても、まごころを感じるときというのはあるよね。

[Wafer]

内省的で、照れ隠しにちゃんとヨゴレも入れて。標準的かつ模範的な関西人

[tacamula]

“「厄介で迷惑でどうしようもない行為を、わかっていながらも、いてもたってもられずやってしまう人間」を愛しいまなざしで見つめていたのではないか”

[pero_pero]

件の話、おはぎを先生に捨てられる話思い出した。うちも裕福という感じの家庭じゃなかったからこういう話を読むと胸の奥がチクリとする。

[maninthemiddle]

美しいパワー1000の人が美しい話をして美しいパワー1000倍、つまり100万美しいパワーだ！とかそういう話ではなかった

[tsubo1]

いいものを読ませてもらった。

[maxk1]

卵がそれなりに高価だった時代なの？

[agrisearch]

「向田さんは、きっと「厄介で迷惑でどうしようもない行為を、わかっていながらも、いてもたってもられずやってしまう人間」を愛しいまなざしで見つめていたのではないかと思う。」

[kurotsuraherasagi]

向田邦子「男どき女どき」に収録のエッセイ「ゆでたまご」/原文を読んでまたこの感想文に戻ってきたい気がする。そのときまで爆散してないといいな

[kenzy_n]

あれキン肉マンのほうじゃなかった

[haru-k]

そうかあそれでこんなに若くしてエッセイの名手なんだね

[rohiki1]

たとえば角度によって色が変わるもの。たとえば光が差すと血の赤みの色が出る肌。色塗りする時、コレはこの色という概念があると塗ることができない。表現しずらいものを尊ぶ感じ。

[UME]

嶋田vs中井の話じゃなかった

[perl-o-pal]

惻隠の心は仁の端なりといって人には生まれながらにして備わっている性質らしいです。//自分だったらゆで卵を他人にお願いできるだろうか。肉親に対する愛も足りないかもしれない。

[iwiwtwy]

愛というものは、常に過去完了である。alwaysなのにhad beenとは不思議なものだね。

[bokmal]

“「厄介で迷惑でどうしようもない行為を、わかっていながらも、いてもたってもられずやってしまう人間」”

[tuffgong]

最近の話題にモヤモヤしたのだろう。私もモヤモヤだ

[BUNTEN]

元ネタの年代はいつ頃なんだろう。俺の生きてきた歳の間だと、卵の実質価格は一桁位下落している(価格がほぼ変わっていない)ので、いつ頃の話かによって印象ががらりと変わる。