参院選の簡単なデータ分析から見えてくること｜望月優大

参院選が終わった。自民党と公明党の連立与党が124議席中の71議席（全議席の57.26%）を獲得した。そしてそれ以外の党や候補者（≒野党側）は53議席（全議席の42.74%）を獲得した。 さて、参院選は都道府県単位の「選挙区」74議席分と、全国一つの「比例代表」50議席分の組み合わせで行われている。つまり、投票者は1票ではなく2票を投じる仕組みだ。 今回の投票率は48.80%ととても低かったが（有権者≒日本国籍の大人は1.06億人弱いるのでその半分も行っていないということ）、そこからさらに白票などの無効票が除かれることになり、選挙区ではおよそ5036万票、比例ではおよそ5007万票が有効な投票となった。 つまり、選挙区の5036万票で74議席を、そして比例の5007万票で50議席を選ぶ仕組みになっている。こうした仕組みのことがわかっていないと現実を見誤るので以下簡単な分析をしてみたい。やっ

[muchonov]

選挙制度改革の時は「小選挙区制で政権交代可能な2大政党制を」的機運があったけど、結果的には選挙・連立で公明党が常にキーマンになり、しかも公明は政権党の政教分離カードには勝てない、という膠着状況になった

[kaos2009]

“、選挙区という選挙制度、特に一人区というものがあるからこそ、与党であれ、野党であれ、「選挙協力」、あるいは「党同士の合体」というものをやらざるを得ない状況”

[ocs]

小選挙区制では二大政党制の方向に向かわざるを得ないというのが良く分かる考察。

[myogab]

衆参の役割分担と選出法が、まだまだ中途半端なんだろな…。差別化として。

[Ayrtonism]

大変分かりやすい記事。とりあえず、一票の重みに差がありすぎる状況と、死票が出まくる一人区を解消するだけでもずいぶん民主主義国に近づけると思うのだけどなあ。

[Nigitama]

一方、このデメリットを解消する中選挙区では「所属政党が同じだがライバル」という状況が生まれ、選挙に金がかかり、派閥の力が強くなり、金と人と攻防が生まれ、場外乱闘も発生。この点と二大政党制云々で今のしく

[hariopip]

冗長な点もあるが納得性が高い分析。現状野党は、同じ土俵で戦えてない。相手の大幅な失策などの神風待ちになってる。そして政権をとっても有効に使えない。所与の選挙制度と候補者擁立の最適化ができてないから

[ysak110]

参議院なんていらねぇから衆議院だけにして茶番はやめて解散しろって意味が見えてくるってこと？

[Nean]

“自公の与党2党は半数未満の得票率で6割近くの議席を獲得している。野党はその逆ということだ。得票→議席の転換効率が与党側の方が圧倒的に良い”。

[Arturo_Ui]

「選挙戦略か制度改革か」という問いの立て方なら、「選挙戦略」しか有り得ない。現行制度が与党に有利である以上、政権交代を起こさない限り選挙制度改革には着手できない。

[kiku72]

“要は、選挙区という選挙制度、特に一人区というものがあるからこそ、与党であれ、野党であれ、「選挙協力」、あるいは「党同士の合体」”

[posmoda]

上下院の性格から考えて、本来は衆議院が全国比例ないしは全国選挙区、参議院が都道府県代表として各県から2ー3人と言う形が良いと思う。憲法変えないと無理だけど。あと７条解散も禁止したい。

[mangakoji]

“・自公：得票率47.99%→議席率57.26%・その他：得票率52.01%→議席率42.74%（得票率は選挙区と比例の合計）”

[doroyamada]

参議院が激変防止のための院だと仮定すれば、比例区と全国区だけにしたらいいんちゃう？

[sds-page]

たとえば北海道だと共産と国民民主の票を合わせると野党がもう１議席取れたが定数３でそこまでの協力するかって言うとあんまり現実的じゃない仮定

[grdgs]

シンプルかつ有効なのは定数を増やすこと。これ以上議員に金をかけたくないというなら報酬減らせばいい。だがこれは既得権益自民議員が強硬に反対する。日本は他の国と比べ議員が少なく報酬が高い。

[kuro_pp]

米国上院のように完全に都道府県別各2名とかにすると、憲法14条・43条違反の恐れ、また有権者が少ない件に合わせて格差のないように増員したとしても、東京だけで議席が20になるなどの問題がある by Wikipedia

[y-wood]

知ってた感。選挙前に言って欲しい感。