『か「」く「」し「」ご「」と「 』住野 よる (著)新潮文庫 あらすじ高校二年生の五人のクラスメイト。 彼らはそれぞれに、人にはない特別な力を持っているが、周囲に悟られぬよう隠している。 何かの役に立つようなものでもないけれど、この能力のおかげで彼女のことがどうも気になってしまう。 それぞれが持つ能力から見えてくるお互いへの思いを描き出す青春小説。 特殊能力ゆえに彼女のことが気になって地味な高校二年生の大塚は、他人の感情が頭上に記号となって現れているのが見える、という特殊な能力があります。 例えば疑問がある人物の頭上には「?」が、驚いている人物の頭上には「!」が見えます。 そんな彼は自分と違って明るく、人間関係にもぐいぐいと攻め込んでいく三木さんのことが気になっています。 最近彼女はシャンプーを変えた様子。 そのことを指摘したら気持ち悪いと思われるだろうか。 あれこれ悩んでいる大塚をよそに