アイデンティティのあり方、昭和→平成→令和を追う - シロクマの屑籠

何者かになりたい 作者:熊代亨イースト・プレスAmazon 本を書いてしばらくすると、本で書き足りなかったこと・もっと強調すれば良かったことなど思いつきがちだ。６月に発売された何者かになりたいにしてもそうで、「自分はこういう人間である」を規定してくれるアイデンティティの構成要素のうち、集団やコミュニティをとおして獲得・確立する部分についてもっと語っておきたかった気持ちになっている。 その一部をここに書いておきたい。 それは、「平成時代の『何者かになりたい』と令和時代の『何者かになりたい』の違い」についてだ。あらましを述べると、平成時代の「何者かになりたい」や「自分探し」はとても個人的で、スタンドアロンな側面が強かった。いっぽう令和時代の「何者かになりたい」はそこまで個人的ではなく、集団やコミュニティを介して獲得・確立する側面が強まっている──このあたりについて、もう少しページを割いてみても

[p_shirokuma]

平成時代のような、多分に個人に偏った捉え方では、令和時代のアイデンティティ、ひいては何者問題を捉えきれない、という話です。

[IthacaChasma]

重箱の隅だけど、「萌え」→「推し」の変遷は、前者に既存メディアの手垢が付いたのが大きいと思ってる。（もう後者にも手垢がつき始めているので、あと数年の命かもしれない）

[dobonkai]

常時接続が成立した時期の認識が違うな。先生が言うところの常時接続はガラケーが普及しきった当たりでメールによってリアル友人間の常時接続は成立してた。LINEの登場を待つ必要は無い。

[cj3029412]

いえ、決してそんなことはありません。近代日本のアイデンティティ獲得の問題はそれこそ漱石あたりから通底し変奏されます。昭和後期のダサい例のあれは表層(皮相上滑り)です。黄金頭さんが今日につないでいます。

[REV]

「ヒトは進化過程で精神的不安定さを獲得しそれは社会形成を通じて石器時代の環境に適合的であった」「その不安定さの緩衝は狩猟採集社会、農業、工業、そしてネット、スマホ時代には異なった形態になる」という見解

[soleil266564]

平成時代の『何者かになりたい』と令和時代の『何者かになりたい』の違い。

[kingate]

？？？　イマイチ分からん。いや多分永遠に分からんかも。金に兌換されていないものに１ミリも共感しない一方売れてる奴に嫉妬もしない。多分いや確実に「承認欲求＝どうでもいい価値観」になってるんだなワイ。

[anonruru]

SNSって、基本的に独り言サービスだよね。どれもこれも複数人での対話に向いてない。新しく仲間入りする事も難しい。それも個人化が進んだ原因の1つじゃないかな。

[bluebunny666]

その通りっすね。すぐに物事が共有され、共通認識が生まれた時点で、彼は私になってしまうので、アイデンティティの確立の考え方が根本から変わったように思っています。

[Dursan]

「お前たちの平成って醜くないか？」

[gabill]

共同体が消え皆がスタンドアロンになって、でも一方では常時ネットに繋がり続ける状態で…攻殻機動隊の『stand alone complex』みたいになってきた。『推し』の次は同質化かもしれない。ひとりのVTuberを皆で演じる世界。

[bertrandsushibarrussell]

正直に言う。ツイッターやる人間には「留学義務」を課したい。留学を義務付けたい。シロクマ、小山狂＝チー太郎他他他。　　　　　先生は「やられて」るんじゃなくて逆、頭が固すぎる。長野１０００％。

[mogmogmogla]

どの時代も"〇〇としての私"というのが人の核になるのかなと思いました。