脱臭された聖域でも、ぼっちちゃんの輝く世界は美しかった──『ぼっち・ざ・ろっく』感想 - シロクマの屑籠

ぼっち・ざ・ろっく！ 1(完全生産限定版) [DVD] 青山吉能Amazon 1月1日はアニメ『ぼっち・ざ・ろっく』を観て過ごしていた。まとめてアニメを観ていられる時間がずっと見つからず、元旦しかチャンスがなかったからだ。 よくできた、脱臭の行き届いたアニメだった！ 『ぼっち・ざ・ろっく』は、ぼっちちゃんこと主人公・後藤ひとりがバンドに誘われ、コミュニケーションやメンタルに難しいところがありながらも頑張っていき、活躍し、色々な経験をしていく筋書きだ。筋書きだけ書き出してみると、類似したアニメはいくらでもありそうだし、実際そうかもしれない。が、手を抜いて構わないところや手を抜いたほうが映えるところは手を抜き、頑張って描いたほうがよさそうなところは頑張って描き、キャラクターの魅力もたっぷりでわかりやすく、まったく退屈をおぼえなかった。ぼっちちゃんの、オーバーなリアクションも私は好きだ。 このア

[kuzumimizuku]

現実の人生では、本人の能力/対人関係/環境/お金/運など様々な要因（臭い）が立ち塞がる。物語なら脱臭の取捨選択ができる。どこを脱臭するか、どこに臭いを残すか。希望を見せる物語としてはこれでいい、と思った。

[p_shirokuma]

ぼっち・ざ・ろっくの感想文。難癖のつけようはいくらでもあるけれども、本作品はこの湯加減でバッチリだったと思うし、いまの自分はこういうのが見たかった。

[by-king]

ライブハウス周辺の大人キャラが皆社会的にドロップアウターな事、対して家族を養う主人公の父は音楽をやって『いた』設定な事、主人公が社会不適合な自分の将来を悲観する事。この3点は明確に意図を伴った設定群だ

[addwisteria]

最も現実的(not都合の良い世界)なのがぼっちちゃんが中学時代に異常な練習量を積み上げていること(容姿なんかよりそれが才能)で、むしろそれが活躍の大前提なのは残酷だなとは思う(リョウ、虹夏も中学からの経験者)。

[Momo_suke]

ロックバンドが成り上がるお話で、メンバーに実家が貧乏なやつが居ないのは確かに令和的。原作だと、喜多ちゃんがローンで買ってる多弦ベースが、アニメではお年玉前借りになってるあたり、敢えての意図を感じる。

[hisamura75]

脱臭って表現が連発してすごく不快な文章だった。内容もあんまりしっくり来ない。この人はこう読んだんだな私は違う風に読んだけど、くらいの。

[usuzumineko]

アジールについていえばホームレスのいる公園もいるんだよなぁ。下北にはきったねー箱があるように。きれいな箱もきれいなアイドルもいるけど、地下もあれば裏もあるのよね。

[Okaz]

ロックとライブハウスの世界を「聖域」と表現したのはシロクマ先生らしい。それに加えて、順調に成功していくサクセスストーリーだから、『ぼっち・ざ・ろっく！』は「優しい世界」のアニメだ。

[FAF]

腑に落ちた優しい世界の話。リアリズムに毒されすぎてる人たちは「フィクションでも今の社会の苦しみを描写して乗り越えさせなきゃいけないんだよ！」となるけど別に物語はそれだけじゃねーよっていう。

[kangiren]

最近のサブカル（ROCK含む）は「アジールをストリートから排除するな」みたいなこと言わずに「公共の秩序を守れ」みたいなこと言いがち。

[wold]

エンタメ作品が現実に対する処方箋である訳なんてない。ご都合主義が嫌でケチつけてる時点で「もっとおれに合ったぬるま湯を用意してくれ」と言ってるようなもんで、自分はこのぬるま湯は面白かったと思うクチだ。

[versatile]

楽しい物語を観るためだけに頑張って臭い仕事をしていますぅ

[yujin_kyoto]

見てないけど書いてることは確かにそうだね。頑張ってる若者も誰それの子って実際あるし。でこれは誰に向けて書いてるのかなと思ったけどちょっと遠い目をしながら微笑んだモノローグなんだね。

[tyoko107]

40年くらい前から商業ロックだらけのような。御託ぬきで、楽しくバンドやろうぜ、でいいのでは。

[umakoya]

「脱臭」これだ。ぼっちざろっくの違和感は。守られた世界でバンドやってる感があるんだよな。現実はバイトと個人練習とスタジオ練習と学業で詰められた毎日。そして就職活動。

[brain-owner]

結束バンドのアルバム名『結束バンド』を買って、少なくとも30回は「あのバンド」爆音で聞きまくってる身としたら「御託はいいからアルバム買って聞け！」と言いたくなる。入っているのは「上質な青春」涙出るぞ

[sds-page]

こんなんで脱臭とか言ってたらバンドリとか見られないッスよ

[miruna]

アニメ観る才能がない四足歩行獣の盲言。反世界闘争アニメにこんなことよく言えるわ。この手のウエメセ男の存在を脱臭した方がいい。

[akagiharu]

ちょっと病気の人も楽しく生きれる世界か

[moho1351]

精神病院のお医者様には原作の「幻覚」がアニメでは「幻想」に改変されている問題について語って頂きたく…。

[ustar]

ベースの人はどうもお話の都合で奇行をやらされている感じが強くて未消化のまま見終わった ぼっちちゃんはコミュ障の多くの人の共感を得そうで尋常でない稀にみる努力家である

[kusunoki7100]

この２０年くらい「精神医療の射程」とアニメのキャラクター性は背中合わせになってる（化物語とか顕著）/JPOPをネット出身が席巻する現代、いわゆる「ロック」文脈は作り手も受け手も余り気にしてなさそう。

[syuu1kun]

脱臭の文脈はクドイけど、見たくないものは見ない日常系の根幹でしょとは言いたくなる。それはそうとキャラの名前の元ネタのアジカン(後藤正文)を調べたらガッカリした。ロックじゃなく邦楽と一括りにしたくなる。

[KoshianX]

脱臭されたアジール、か。まあこういう世界があること、良識ある人間なら眉をひそめる人々が生きていること、それこそが「多様性」というのはそのとおりなんだよな

[burabura117]

プロゲーマーたち、ゲーセンの荒んだ文化をネタにしつつ、全員実家が金持ちだったってのを思い出した。

[fusanosuke_n]

喜多ちゃんのローン設定がなくなったのはローン組めない年齢だからでは。

[NAPORIN]

“はいろいろな行動がみられていた。あえて過去形で書いたのは、今日、そのようなアジール的な世界でさえ、社会と繋がりすぎてしまって、脱臭されなければならなくなって、社会の平均的な価値判断に曝され”

[nuryouguda]

ガンダムの戦場も火垂るの墓でさえ脱臭されているし、娯楽での「作品化」ってある程度、そうなんでしょう。面白かったらいい…

[onigashira_3]

ぼざろ見てありし日のゲーセン思い出したわ。ただの不良の溜まり場でなんのサクセスストーリーもなかったけど、聖域ではあった。

[unnmo]

“本当に多様性のある社会とは、平均的な価値判断とはズレた世界が洞穴のようにあちこちに存在していて、そこでなら上手くやっていける人が活躍できるような、そんな世界のようにも思える”

[kou-qana]

俺TUEEEの物語は楽しめるけどぼざろにはいまいち関心薄いのは、ぼっちちゃんのコミュ障がちゃんと物語に絡む重要要素として描かれ、それが自分とはタイプの違うコミュ障だからかなぁ…。

[kemononeko]

このアニメもけいおんもラブライブも、音楽とアニメの親和性みたいなのはあるんだろうなあと思いながら見てた。

[nanamino]

珍しく学校がメインの舞台じゃないのは良かったよね

[brothert]

きくりと一人が出会うのが尼将軍北条政子が作った弁財天と言うのに笑ってしまった。弁財天ももともとの定義から言うとアジールですよね。　https://brothertsite.wordpress.com/2022/12/23/4428/

[kiwamaru100]

私にはテンポが遅くて凪のように感じた。もっと覚醒していくぼっちちゃんが見たかったのかも。