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7人の主に仕えた戦国屈指の"二番手武将" 主君を代えねば、武士とはいえぬ
「名将」と呼ばれる偉人には共通点がある。「生き方ルール」とでも呼ぶべき信条をもっていることだ。「... 「名将」と呼ばれる偉人には共通点がある。「生き方ルール」とでも呼ぶべき信条をもっていることだ。「プレジデント」(2018年2月12日号)では、5人の名将の信条について専門家に考察してもらった。第2回は藤堂高虎の「二番手を目指す」という信条について――。 築城術を生かして、将来性の高い主君に仕える 藤堂高虎は、時代の変化を的確に捉えながら身を処した、戦国武将屈指のユニークな人物だ。近江の土豪の次男として生まれた高虎は、浅井長政から徳川家康まで7人の主に仕えた。「武士たる者、主君を代えねば、武士とはいえぬ」と語ったといわれ、専門家、二番手的立場であり続け、最後は32万石余の津藩の大大名にまで上り詰めた。 儒教思想が普及した徳川幕府時代とは違い、戦国時代は自身の働きを正当に評価してくれ、将来性も高い主君を選んで仕えるのはむしろ当然の時代だった。非常に優れた築城技術を持っていた高虎は自分を高く買っ
2018/05/06 リンク