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阪神大震災。なぜ自衛隊出動が遅れたか (2ページ目)
石原信雄●1926年生まれ。自治事務次官などを経て、竹下~村山の各内閣で官房副長官。2006年、地方自治研... 石原信雄●1926年生まれ。自治事務次官などを経て、竹下~村山の各内閣で官房副長官。2006年、地方自治研究機構会長。 自衛隊は中部方面総監部のある伊丹の部隊が真っ先に倒壊した阪急・伊丹駅に偵察班を派遣したが、本格的な災害出動は、午前10時頃に行われた兵庫県知事の要請に基づき、姫路の部隊が出動した。だが、神戸での救助活動は午後一時過ぎからだった。社会党の首相は自衛隊嫌いで出動要請をためらったのでは、といった批判が噴出した。事務の官房副長官だった石原信雄(現地方自治研究機構会長)が反論する。 「出動をためらったなんて絶対にありません。自衛隊が見えないと首相官邸に随分、電話がかかってきたから、私も気になって防衛庁の村田直昭防衛局長に電話で言ったら、『やっています。道路が大渋滞で、主力部隊が入っていないだけで』と言っていた。それが実態です」 兵庫県知事だった貝原俊民(現兵庫地域政策研究機構理事長
2016/04/17 リンク