『十二国記』を読むことは、未知の歴史の誕生を目撃することーー人と麒麟の重厚なドラマに酔う|Real Sound|リアルサウンド ブック
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『十二国記』を読むことは、未知の歴史の誕生を目撃することーー人と麒麟の重厚なドラマに酔う|Real Sound|リアルサウンド ブック
18年。小野不由美の「十二国記」シリーズの、新作を待った歳月である。その間、平成が終り、時代は令和... 18年。小野不由美の「十二国記」シリーズの、新作を待った歳月である。その間、平成が終り、時代は令和となった。思えば、気の長い話である。だが、待つことに迷いはなかった。どうしても、あの不思議な異世界に生きる、人と麒麟の重厚なドラマを堪能したかったからだ。 その渇が、ついに癒された。全4巻だという『白銀の墟 玄の月』の前半となる1・2巻が刊行されると、いそいそと書店に行ったのである。そして帰りのバスの中で、すぐさま読み始めたのだ。 本書の舞台は戴国。ストーリー的には『黄昏の岸 暁の天』の続きなので、未読の人がいたら、そちらを先に読むといいだろう。『魔性の子』『風の海 迷宮の岸』及び『華胥の幽夢』収録の「冬栄」を読んでおくと、なお良しだ。 戴国の王である驍宗が登極半年で消息を絶ち、阿選が仮王になってから6年。戴国は荒廃していた。たまたま知り合った母子と旅をしていた元中軍師帥の項梁は、東架という村
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2019/10/25 リンク