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『あしたの少女』は生々しく現代の闇に切り込む秀作 結末を見届けたあなたは何を思う?
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リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオス... リアルサウンド映画部の編集スタッフが週替りでお届けする「週末映画館でこれ観よう!」。毎週末にオススメ映画・特集上映をご紹介。今週は、最近家での映画・ドラマ鑑賞のために氷が溶けにくいタンブラーを購入した橋本が『あしたの少女』をプッシュします。 『あしたの少女』 本作は、2017年に韓国の全州市で実際に起こった、大手通信会社のコールセンターの現場実習生として働き始めた高校生が、3カ月後に自ら命を絶つという悲劇的な事件の全貌を映画化した社会派ヒューマンドラマ。現代社会に対する若者の絶望感や諦めなどがとても生々しく表現されており、鑑賞しながら苦しいと感じたり、自分の現状と重ねて考えてしまう人も多くいるだろう。 2人の主人公を演じたキム・シウンとペ・ドゥナが作品を通して訴えることは、まさに今を生きる私たちに突き刺さる。利益優先の企業における労働の搾取を繰り返す会社/上司になればなるほど無責