エントリーの編集
エントリーの編集は全ユーザーに共通の機能です。
必ずガイドラインを一読の上ご利用ください。
【感想】野火 /大岡昇平 - 心に読書と思索の暇をつくれ
記事へのコメント0件
- 注目コメント
- 新着コメント
このエントリーにコメントしてみましょう。
注目コメント算出アルゴリズムの一部にLINEヤフー株式会社の「建設的コメント順位付けモデルAPI」を使用しています
- バナー広告なし
- ミュート機能あり
- ダークモード搭載
関連記事
【感想】野火 /大岡昇平 - 心に読書と思索の暇をつくれ
太平洋戦争末期、フィリピン戦線で部隊が壊滅してしまい路頭に迷った一等兵の話。 戦場の悲惨な情景とと... 太平洋戦争末期、フィリピン戦線で部隊が壊滅してしまい路頭に迷った一等兵の話。 戦場の悲惨な情景とともに、死と隣り合わせになった人間の心理描写が鮮明に描かれています。 特に心理描写に関しては、主人公の心境やそのときの自己分析などがリアルで、実際に戦争を経験した人間だからこそ表現できるものなのだと思いました。 戦場の酷さ、中でもこの小説では兵士達の飢餓にスポットが当てられています。 極限状態にある主人公が行き着いた先は、戦友の肉を食べるかどうかの葛藤でした。 目を伏せたくなるような表現も多々含まれており、苦手な人は読まないほうがいいと思います。 以下は、戦争が終わり主人公が病院で新聞を読んでいたときの言葉です。 「朝夕配られて来る新聞の報道は、私の最も欲しないこと、つまり戦争をさせようとしているらしい。現代の戦争を操る少数の紳士諸君は、それが利益なのだから別として、再び彼らに欺されたいらしい人