昭和戦前・戦中の読書と労働―本が安くなるとみんな本が読める - 集英社新書プラス

１．日本で最初の「積ん読」本こと「円本」全集 ●円本の成功と驚異の初版部数 1923年、関東大震災が日本を襲った。 それは出版業界にも、当時広がりつつあった民衆の読書文化にも、大打撃を与えた。火災によって書籍も、書籍になる前の紙も、たくさん燃えた。書籍の値段も上がる。そもそも第一次世界大戦後の物価高騰によって書籍の価格は急上昇していたのだ。これ以上単価が高くなってしまっては、せっかく本を読もうとしていた民衆が手を出せなくなる。そして不況によって雑誌の売れ行きも落ち込んだ。 つまり大正末期――出版界はどん底にあった。 そんな出版不況どころの話ではない出版界に革命を起こしたのが、「円本」だった。 それは、倒産寸前だった改造社の社長がイチかバチかの賭けに出た結果だった。円本は、日本の読書を変えることになる。 近代日本出版史について書こうとすれば、昭和初期は「円本」を語らずして通り過ぎることはでき

[lucky_slc]

この前、十数年ぶりに書店に行って文庫本の値段にビックリ。昔は400円代だったのに700円代に値上がりしてた。学生時代は新書は高いので文庫まで待ったが文庫が新書の値段になってる。

[jassmaz]

メンタリストDAIGOの背景に大量の本があるのも同じ理由。結局、本は権威であり、主張の内容よりも形式が重視されるのは戦前から何も変わっていない。幻冬社が儲かる理由もこういうことである。

[daruism]

“総額一,〇〇〇円のものが毎月たッた（原文ママ）一円。”完全にデアゴスティーニ

[mobanama]

全集の定期購読が普及し始めたのは円本からなのかその前からなのか。

[clapon]

昭和に生まれた者ですが、文学全集や百科事典をシリーズで買うというのはよくあったよねー。ドラえもんの漫画にも出てくるし…… 戦前からの流れなのか！

[makina70]

読み応えあるしめっちゃ面白かった

[raebchen]

両親が日本文学全集と世界文学全集揃えてて、確かに"書斎"にあった😳 母は全巻読んでて、後年「誰が読むために買ったのか？」と聞いたら「あんたたちが読みたいと思って」という答えで驚いた😳 一冊も読んどらん😓

[zokkon]

中身と関係ないけど集英社様はWordPressなんか使ってるのか

[myogab]

そのブーム、現代に例えると使いもしない家庭までパソコンを買い出した'90年代後期のそれじゃね？て感じ。その営業体制は昭和後期の百科辞典セールスに？

[morgen3ed]

新書がブラウザで読める感じ

[tsutsumi154]

謎の書斎文化の源流か

[shomotsubugyo]

永嶺重敏の著書などを引いて、サラリーマン読書の歴史をたどる。永嶺のみねの字はみんなけっこう間違うのだけれど。。。